王太子は無慈悲に愛される の商品レビュー

王一(著者),風弄

2015/01/09

ますます絵が美しくなっているんですけど！「王太子は無慈悲に奪われる」の続編。これだけきれいな作画なら3年待たされても仕方ないかも。
ストーリーも主要人物増えてきて盛り上がってきました。

王太子の正体ばかりじゃなく、この西雷国には色々な秘密が隠されていて、それがひとつひとつ明かされていく度にまたいっそう話に引き込まれてしまいます。
絵が細部まで描き込まれているのもあって、極彩色の宮廷の様子が目に見えるようで臨場感にあふれています。
絵柄の不安定なところもまったく見当たらなくなってて、すごい進化です。

鳳鳴の転生だけじゃなく、この国にはもっと政治的にも色恋的にもすごい隠し事があったんですね～
一筋縄じゃいきません。
鳳鳴はかなりほだされています！それというのも、容恬が優しい(小出しだけど)から。大ピンチにはすかさず助けに来てくれるから。
無二の剣を鳳鳴に託したところでは悶えまくりました。なにそのわかりにくい愛の伝え方…！！でも、命預けてる…
信じてほしいという容恬の強い思いですよね。

新しい登場人物、ボディーガードの容虎や美しい烈兒、そして最後の最後に登場した若言、みんな気になります。
特に単身敵国に赴いてる鳳鳴は、あの冷酷非道そうなイケメン若言にきっと何かされるんじゃないかと勝手に妄想してドキドキしています…