先生、しゅくだいわすれました の商品レビュー

山本悦子(著者),佐藤真紀子

2025/02/09

みんな宿題を忘れる話、いい嘘をついたら宿題をやんなくていいって言う話。
主人公が、最初に宿題をやるのを忘れて、そしてばれたからやらなきゃいけなくなって、先生に良い嘘をついたら宿題やらなくてもいいよって言われたから主人公がいい嘘をついて主が宿題なくなった。そしてみんな主人公の真似をして宿題を忘れたくて喧嘩になって順番を決めた話。最後は、良い嘘を考えるのに時間がかかるから、みんな宿題をやってくるようになった。

主人公の友達が宿題を忘れなさいと言うところが面白かった。

2024/11/25

ユーモアがあり、想像力を鍛えられそう。こんなお話を考えられるなら宿題よりもずっと価値がある。こういう自主的にやりたいって思えるような課題は宿題を超えますね。

アフターゾロリ問題の答えの一つとなるであろう本。初めての「本」の一人読みに最適だと思います。

2024/11/14

小学４年生のゆうすけは、宿題を忘れてしまい口からでまかせのウソでいいわけをしてしまう。それに対してえりこ先生は「聞いた相手が楽しくなるようなウソなら宿題やってなくても仕方ない」と。次の日から子どもたちは宿題ができなかったわけを考えてきて順番に発表することに…。

子どもたちが考えてくる「宿題ができなかったわけ」がわくわくしてとっても楽しい。頭ごなしにダメと言うのではなくて、子どもたちののびのびとした想像力に柔軟に対応してくれるえりこ先生、素敵です。

2024/07/29

リフレッシュに、小学生の推薦図書を。
こんな先生素敵だな〜と。宿題忘れてもわくわくするような嘘ならOKというルール。面白い嘘であふれ、

ダメと押し付けるのではなく、逆も大変、やった方が良いと気づかせ、自ら宿題をやってもらえ？ような、それを一緒にやっている先生も良いな〜と思った。
小学生のわくわくするような嘘=素敵な物語。

宿題はやらなきゃダメとか、
嘘はダメと決めつけで押し付けるのは良くないな。そうじゃない大人でありたい、と感じられる1冊でした。

2024/07/23

嘘も方便なんだけど、正しい嘘の付き方とは…と案外考えさせられる。
宿題を忘れた理由をあれこれ考える小４の生徒たち。ただし、ウソつくならすぐバレるようなのはダメ。病気などのネガティブな理由もダメ。聞いた人が楽しくなるようなものでなくちゃ、という先生からのお達し。そんなわけで、ウソや言い訳という次元を超えて、ファンタジーのストーリーテーラーたちが次々登場。
毎日出される宿題に、毎日交代で「宿題忘れる人」を当番制にしたところ、「普通に宿題やったほうがラク」という子が出てきたりも。まっとうである。私はこういう小学生だった気がする。しかし世の中を変えるのはこういうまっとうな人じゃないんだよなぁー、と思ったりした。

ホンマに病気でできない時はどうするんだ？
と、最初に思った。
いや、それはウソじゃないから論点が違うんだな、と読後に納得。

大人になってもしょっちゅう仮病を使うとか、「実家の母が具合が悪くて」を何度も使う人がいるけど、さすがにウソがバレると信用されなくなってくる。

「部長、頼まれてたあの資料できませんでした」
「実は昨日、部長の出張中にＮが仕事したくないってふてくされちゃいまして。いつもいつもＨの下はイヤだって」
「あ、Ｎ村さんのことじゃないですよ。私のキーボードのことです」

ついに暑さでアタマおかしくなったか？
と、言われるのがオチだよなぁ。
しかもネガティブだし。

「そうなんですか、じゃあ今度もしそんなことになったら、そのキーは使わないで資料作ってみてもらってもいいですか。ただし、なんのキーが問題児だったのか言わないでくださいね。名探偵コ○ンばりに、当てて見せますから」
そう言える大人を目指したい。

KUMONの推薦図書Ｃ。娘が教室で借りてきた。
読んでー、と言うので読み聞かせ。ネズミの家にお呼ばれするシーンあたりまでは楽しそうに聞いていたけど、さすがに年中には長い。途中から聞かなくなって、またも吉永小百合になった気分で１人朗読会。途中でやめてもいいんだけど、私が続きが気になっちゃう。黙読しだすと「お話おわってないよね？」と言ってくる。案外聞いているらしい。我ながら、滑舌がよくなってきた気がする。

娘が小４になったとき、どんな子になっているかなぁ。まっとうに宿題をこなすことは大事だけど、それはそれでちょっとおもしろくない…いやそんなことも言ってられないか。

2024/06/11

小学四年生のあるクラスを舞台に、馴染みのある「宿題」を巡ったリアリズムのお話。
フォントやレイアウトがよく練られており、お話の展開もトントン拍子で、流れるように読ませる力があります。
空想の話と現実の話が何度も行き来しますがその移動がわかりやすく、回想を区別する初歩の練習に非常に良いと思います。是非、手に取るように児童たちに勧めてあげてほしい！

2024/03/07

息子が3年生の時に読書感想文で読んだ本。
クラスの子が宿題をサボりたいが為に様々な嘘をついてどうにかして宿題をやらなくて済むように
試行錯誤します。
しかし、嘘を考えることのほうが宿題をやるより
も大変だと言うことに気づきはじめ…。

息子は、「嘘にもいろんな種類の嘘があること」
と、「やらない理由を考えることのほうが大変
であること」を学び、無駄なことを考えるより
も早く終わらせてしまったほうが良いことに
気づいたようです。

2024/02/06

同著「先生、感想文、書けません！」が良かったので、こちらも読んでみましたが、やはり良い〜〜
こんなクラス、こんな先生、に出会いたかったな
楽しくてにこにこしながら読み終えました。

2023/02/25

小1の息子と読みました。学校あるあるが好きな子なので楽しんで読んでました。宿題を堂々と忘れるという導入の面白さと、小学生と先生の微笑ましいやり取りが良いです。

2022/11/21

面白かった～。
宿題忘れたら忘れたことを普通は怒られるけど、忘れた理由がイマイチだったからダメって笑える。
それからみんなが堂々と忘れた理由を考えてくるようになって…。
楽しそうなクラス、良い先生だな～。