人類が知っていることすべての短い歴史(上) の商品レビュー
宇宙の謎と原子の謎に挑む人類の知的営為が、独特のユーモアと明快な文章で語られる、現代人の必読書。 全てはビッグバンから生じた素粒子から生まる。 素粒子は原子を形成し、超新星爆発によって生じた重い原子が集まって星を形成し、化学物質が何故か分裂して生命が誕生する。 生命は星屑からでき...
宇宙の謎と原子の謎に挑む人類の知的営為が、独特のユーモアと明快な文章で語られる、現代人の必読書。 全てはビッグバンから生じた素粒子から生まる。 素粒子は原子を形成し、超新星爆発によって生じた重い原子が集まって星を形成し、化学物質が何故か分裂して生命が誕生する。 生命は星屑からできているのだ。 それにしてもタイトルがあまりにひどい。 誰がこんなタイトルの本を手に取るものか! 原題は、A short history of nearly everything これはシンプルで分かり易い。
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物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。 東大OPACには登録されていません。 貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください 返却:物性研図書室へ返却してください
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宇宙から生命の誕生、人間の発明など、全てを網羅している。確かにユーモア交えて気楽に読めて、地球の歴史のことにますます興味を持てた。
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宇宙ってそんな一瞬でできるんだ! 星の位置を記憶できる人(エヴァンス)にもびっくり。すごいな、星読み特化型。 ハレー彗星の名前ぐらいは知っているが、経歴のすごさがエグいのも知らなければ、ハレー彗星の発見者ではなかったことにも驚いたw 船長、地図製作者、オックスフォードの幾何学...
宇宙ってそんな一瞬でできるんだ! 星の位置を記憶できる人(エヴァンス)にもびっくり。すごいな、星読み特化型。 ハレー彗星の名前ぐらいは知っているが、経歴のすごさがエグいのも知らなければ、ハレー彗星の発見者ではなかったことにも驚いたw 船長、地図製作者、オックスフォードの幾何学教授、王立造幣局の会計監査官補佐、王室天文学者、深海用潜水鐘発明、天気図、平均余命表、地球の年齢と太陽までの距離計算、魚の鮮度を保つ方法って幅広すぎるw 最新とは言えないものの、近年までの地球の歴史を色々知れて面白かった。 たくさんの人々の試行錯誤や踏んだり蹴ったりの上に今があることがよくわかる。 名が残る人が功績者だとは限らないことは多々あるもんなんですね。 自分が世紀の発見をしたと思っていたものが実は1世紀も前に他の人が発見していたとか、どんな気持ちになるんだろう。 ズルした人の悪行もちゃんと残ってるのも面白いし、文才がなくて伝わらないのもウケる。 学者だからといって正しいとは限らないこともよくわかる。 結構最近にわかったことだったんだなぁと感じることもたくさんあった。 10の10乗表記、わかりやすくて好きだな。 ケタ覚えちゃえばいいけど、一般的な表記はいちいち数えなきゃ大きい数字がわからない。区切っても限界はあるし、なぜか区切り位置間違って表記されることもあるし…。 パーキンソンって暗殺計画で捕まってたのか… キュリー夫人の「フランス人の尺度からしても過剰に不謹慎な不倫関係」ってどんななんだろう…相当だよなぁw 質量は変わらないけど、重さはどれだけ離れてるかによって変わってくるってのも相対性理論なのかな?音楽は変わらずかかっているけど、自分が離れれば聞こえなくなるのと同じだよな? 素粒子は難しくて全然入ってこん。まだまだ研究中だし、わからんのもやむなし。
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軽い気持ちで読める本だけど、テーマがテーマだけにサクサクは読めない。昔の科学者の変人エピソードは知らなかったので面白く読めた。
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ビル・ブライソン「人類が知っていること すべての短い歴史(上)」読了。長大なスケールと長い時間の観点より宇宙の創成から地球の誕生及びその特性が丁寧に説かれ圧巻な内容で良かった。特に地殻変動が太陽系惑星の中で地球固有でありそれが生命の誕生と関わるのではとの指摘にとても興味を惹かれた...
ビル・ブライソン「人類が知っていること すべての短い歴史(上)」読了。長大なスケールと長い時間の観点より宇宙の創成から地球の誕生及びその特性が丁寧に説かれ圧巻な内容で良かった。特に地殻変動が太陽系惑星の中で地球固有でありそれが生命の誕生と関わるのではとの指摘にとても興味を惹かれた。
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・宇宙は膨張していき、そのあと収縮していく。心臓のように膨張と収縮を繰り返す? ・隕石が地球に落ちるときは、前兆はなく一瞬でくる。 ・地球の生物はあらゆる事から恩恵を受けている ・月は年間4cm遠ざかっており、20億年後には月は地球から遠くなりバランスが保てなくなる ・地中のマグ...
・宇宙は膨張していき、そのあと収縮していく。心臓のように膨張と収縮を繰り返す? ・隕石が地球に落ちるときは、前兆はなく一瞬でくる。 ・地球の生物はあらゆる事から恩恵を受けている ・月は年間4cm遠ざかっており、20億年後には月は地球から遠くなりバランスが保てなくなる ・地中のマグマが大気を形成している ・太陽から数%近ずくと灼熱、離れると冷却して人類は住めない ・カンブリア爆発→生物の体制が一気に生まれた ・地球の歴史45億年。1日24時間に例えると人類の歴史は1分程度。恐竜は45分。 ・生命の性質として絶滅は規則正しく発生する。複雑な生物ほど絶滅は早い。 ・ダーウィンの進化論では、生物が進化している場合、中間形態が化石で残っていなく証明できない、新種が創造されるきっかけが説明できていない事はダーウィン本人も自覚のうえ、その点では根拠なしに進化論を伝えている ・進化論では人間は猿の子孫であると思われているが、この点は強調されていない。 ・地球では気候は何度も変化しており、今の安定期は微妙な均衡のうえで成り立っている ・いまも氷河期のなかにいる。冬に雪が降ったり北極が氷で覆われていない時期もある。 ・人類とチンパンジーは97%一緒 ・いまの人類は偶然にできたもの。進化の頂点にいるわけではない。 ・人類の祖先だけが霧がかかっていて謎である。 ・我々生物は途方もない幸運のうえで生きていること
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学校でなんとなく習ったことを易しく詳しく教えてくれる。科学について知っているようで実は知らないことがわかり、勉強してきた身としても学ぶところが非常に多かった。科学の壮大さ、面白さを味わいたいなら教科書よりこの本を読んだ方がいいと思う。中学とかの段階で読みたかった。
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相対性理論や量子力学が世に出てからまだ約一世紀で、そもそも我々がいる地球の年齢が46億年だとかその銀河系は137億年だと推定されてからまだそう長く経っていない。(それもあくまで仮説で覆るかもしれないが)プレートテクトニクス理論なんて若輩者もいいところだ。そうした人類の驚くべき発見...
相対性理論や量子力学が世に出てからまだ約一世紀で、そもそも我々がいる地球の年齢が46億年だとかその銀河系は137億年だと推定されてからまだそう長く経っていない。(それもあくまで仮説で覆るかもしれないが)プレートテクトニクス理論なんて若輩者もいいところだ。そうした人類の驚くべき発見や叡智を堪能できる本だ。こうした科学史の主役は物理学や天文学が多いが、上巻は地質学や化学が相応の位置を占めておりなかなか興味深い。
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宝くじで一等当選する確率と、地球が滅亡する確率はどちらが高いだろう。 両方ともに遭遇せずに死ぬ確率の方がよっぽど高いことは間違いない。 氷河期、地軸反転、火山爆発、彗星衝突。過去46億年の中で、人類が滅亡するほどの自然現象に何度も見舞われてきたのが地球だが、偶然にもここ1万年ほど...
宝くじで一等当選する確率と、地球が滅亡する確率はどちらが高いだろう。 両方ともに遭遇せずに死ぬ確率の方がよっぽど高いことは間違いない。 氷河期、地軸反転、火山爆発、彗星衝突。過去46億年の中で、人類が滅亡するほどの自然現象に何度も見舞われてきたのが地球だが、偶然にもここ1万年ほどは安定しているようだ。 本書は地球滅亡陰謀論でもディザスター・ムービーの原著でもないが、どれも人が明らかにしてきた地球の歴史を語る上で無視できない事象だ。 宇宙創生、宇宙の大きさ、星の寿命、地球の大きさ、地球の年齢、恐竜の発見、元素の発見、大陸移動、彗星衝突、地軸反転、超巨大火山爆発。 語られるのは科学的詳細というよりはそれらの発見と人の物語であり、知ってる人から見れば新しい話でもないし、知らない人が読むには、話題の多さからか丁寧さに欠ける。 しかし、本書の全てを知っているような人も稀だろう。 "人類知識"の外観を眺めることで、次に読むべき一冊を見つけられるようになるかもしれない。
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