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ILLEGAL RARE(4) の商品レビュー

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2014/11/12

あまりに面白くて、血が滾る太いファンタジー漫画 巻数こそ大きく及ばないが、『ぬらりひょんの孫』に負けぬほど、椎橋先生の味が凝縮しており、逆に『ぬら孫』を読んでみたい、と思わせる作品に仕上がっているのではないだろうか? 主人公・アクセルが性格、能力ともに吸血鬼らしい吸血鬼でありなが...

あまりに面白くて、血が滾る太いファンタジー漫画 巻数こそ大きく及ばないが、『ぬらりひょんの孫』に負けぬほど、椎橋先生の味が凝縮しており、逆に『ぬら孫』を読んでみたい、と思わせる作品に仕上がっているのではないだろうか? 主人公・アクセルが性格、能力ともに吸血鬼らしい吸血鬼でありながら、黒吸血鬼(ブラックヴァンアパイア)と言う最強の混血種って設定が面白い 自分より強い相手に勝つのが目的ではなく、、悪“人”から、戦う力に乏しい仲間を救い出し、棲みやすい世界を造るのが目標だからか、バトル色よりアクション色の方が強め 吸血鬼だけじゃなく、人魚に一角馬など、幻獣の代表格が次々と登場する作品で、毎週、楽しみにしていたのだが、思っていた以上に速く終わってしまって、ショックを受けるより茫然としてしまった 二作目のジンクスが皮肉にも発動したってのもあるが、WJの質が変わってきているのかも。劣悪な作品ばかりが次々と掲載決定になっているのでなく、『ONE PIECE』を筆頭にしたレベルの高すぎる作品と、普通に面白い作品との差が開きすぎてしまっていて、WJの読み手の視線と票がWJの“代表作品”にどうしても集まりやすいのかも 終わってしまってから言っても仕方ないが、作品のノリ的に、WJよりはYJの方が合っていたんじゃないだろうか?なので、次回作はWJよりYJで描いて欲しい、一ファンとしては この作品を面白いと言うか、魅力的にしているのは当然、アクセルの個性もあるが、彼と好いバディ関係を築けている、人間のカワサキの存在も大きいだろう。場の勢いに流されやすい、戦闘力もさほど高くない、ギャンブル狂い、色々と短所こそあるが、それでも、男としての芯がある 漫画にはもう描かれないけど、よアクセルとカワサキの二人を先頭に、稀少種犯罪対策課のこれからの活躍が楽しみだ また、この最終巻には『DRAK POWN―闇の質屋―』、『ツクモガミ 帝都情報部特権諜報員零零七式』、そして、『ぬらりひょんの孫 外伝~花開院夜話~眼球蒐集鬼』の上質な読み切りが収録されており、読み応えは大いにある 全巻を通し、オマケ漫画が多いってトコも満点の理由

Posted byブクログ