7人目の子(上) の商品レビュー
天童荒太の永遠の仔を思い出した。スッゴクいらいらした。何が言いたいのか知りたくて何とか読みきった。作者本人の経験も入って るらしい。あー疲れた。
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国民幸福度一位に輝いた事のあるデンマークも 終戦直後から端を発した物語は 暗くて重い。 物語は時代、シーンが行ったり来たりで読みにくいけど 読み応えはあった。
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幸福と感じる人が世界一の福祉国家デンマーク、それでも終戦直後の暗い世代から現代に続くこの物語・・・時代も語り部も点々と変わるので 分かりにくい話。でも面白かった。
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デンマークの孤児院で、同じ時期居た7人の赤ちゃんの出生の謎を追う話。同時に国務省大臣の秘密があきらかになっていく。。。北欧ミステリー賞のガラスの鍵賞受賞とのことだが、最初から最後まではまることなく読了。予想外におもしろくなくがっかりした。
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罪科憂いを過ぎ去り給う ある児童養護施設。 名を「コングスロン」という。 そこを中心に結びつく三つの事件。 一人の捨て子。 散乱した遺留品の中で見つかった女性。 国務省に届いた一通の匿名の手紙。 三つが結びついた時、「その子」は知る。 誰が、「私」なのかを。 北欧デンマークは日...
罪科憂いを過ぎ去り給う ある児童養護施設。 名を「コングスロン」という。 そこを中心に結びつく三つの事件。 一人の捨て子。 散乱した遺留品の中で見つかった女性。 国務省に届いた一通の匿名の手紙。 三つが結びついた時、「その子」は知る。 誰が、「私」なのかを。 北欧デンマークは日本からは遠く、近隣諸国に比べれば身近な国とは言い難い。 今でこそ北欧流行りだが。 本書はアンデルセンの物語を下敷きにしている。 萩尾望都の描いた『パンを踏んだ少女』は怖く悲しく、好きな物語ではなかった。 しかし本書を読むのなら是非この『パンを踏んだ少女』の一読をお勧めする。 分冊になっていて長い物語だ。 読むのに少々時間がかかった。 長さは読書家と自負している私にとっては大した問題ではないが、なにぶん馴染みのない地域の物語、特に名前に苦労した。 名前がとても重要なキーワードになってくるのだが、男だか女だか、誰が誰なのか途中でわからなくなってしまう。 それに加えて幻想的な部分(何が現実だかわからない)、過去と現在が行き来する構成。 下巻は慣れに加え、物語の謎解きが始まっていくので比較的読みやすく感じたが、上巻でギブアップしてしまう読者も中にはいるに違いない。 望まれて生まれる子ばかりではない。 そんな子供たちにもどうか幸せが訪れますように。 死んで孤独や悲しみから解放されるのではなく。
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