群れる文化が巨木を枯らす の商品レビュー
社内政治が渦巻く合併直後の大手製鉄会社の中で、ただひたすらに、ひたむきに、己の能力を振り絞り、最良の方法で最高の物を作ろうとする秋山。社内政治に翻弄されつつも、エンジニアとしての矜持を全うする姿に感動する。真のエンジニアとしての彼の生き様が、このような環境に辟易とするエンジニアの...
社内政治が渦巻く合併直後の大手製鉄会社の中で、ただひたすらに、ひたむきに、己の能力を振り絞り、最良の方法で最高の物を作ろうとする秋山。社内政治に翻弄されつつも、エンジニアとしての矜持を全うする姿に感動する。真のエンジニアとしての彼の生き様が、このような環境に辟易とするエンジニアのよすがとなるだろうことは間違いない。 WJやその取り巻きたちの「上に対するこびへつらい」と、「下に対する恐怖政治」に日々苦悶する私の元同僚たちにささげたい一冊。君たちが真のエンジニアなら、クソみたいな社内政治家に臆することなく、ただただ本書秋山のごとく生きるべきだ。それで報われるかどうか、そんなことに捕らわれてはならない。
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