シロガラス(2) の商品レビュー
稲光が閃いた瞬間、ビリビリする星明石に6人が手を触れると凄まじい音がして、全員気を失った…。 2巻では、その後、それぞれにある種の能力が身についていることが次第に分かる。 あ、またそういう系?みたいに思いがちだが、いやいや、そんな薄っぺらい話ではない。 6人は神楽を舞うという...
稲光が閃いた瞬間、ビリビリする星明石に6人が手を触れると凄まじい音がして、全員気を失った…。 2巻では、その後、それぞれにある種の能力が身についていることが次第に分かる。 あ、またそういう系?みたいに思いがちだが、いやいや、そんな薄っぺらい話ではない。 6人は神楽を舞うという目的だけで繋がっていたので、決して仲が良いわけでない。 目立つ子も地味な子も、頼られる子も怖がられる子も…力関係は様々である。 その関係は、まさに教室の縮図。敏感な子も無頓着な子もいるので、険悪な雰囲気になりがちだが、強者と弱者の間に入って緩衝材の役割する子がちゃんといる。 そういったイザコザをいくつも経験して、6人は能力を鍵に、徐々にお互いの距離を縮めていく。 おそらく、今の学校で一番必要なのはこういう緩衝材的役割を、自然にこなせる生徒なのだろう。 大人の世界が二極化している影響は、子どもの世界にも現れる。 子どもの本から大人が学べることもたくさんある。
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雷にうたれたかのように気絶した子ども神楽のメンバー6人のそれぞれに表れた特殊能力。その扱いに悩みながらも、これからどうするかを考え始める。 さて、次は?
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白烏神社の御神体、星のかけらだと言い伝えられている星明石で、子ども神楽を一緒に練習する事になった6人、藤堂千里・藤堂星司・筒井美音・北川礼生・岡崎有紗、三上数人は、星明石で一緒に手を触れた瞬間、空が青く輝き、岩を砕くほどの音がとどろき、全員が意識を失った。 そして目覚めると、それ...
白烏神社の御神体、星のかけらだと言い伝えられている星明石で、子ども神楽を一緒に練習する事になった6人、藤堂千里・藤堂星司・筒井美音・北川礼生・岡崎有紗、三上数人は、星明石で一緒に手を触れた瞬間、空が青く輝き、岩を砕くほどの音がとどろき、全員が意識を失った。 そして目覚めると、それぞれに不思議な力がついていた。 超能力。 普通では考えられない力。千里はテレポーテーション、星司は動物の気持ちがわかる、美音は人の気持ちがわかる、礼生は命令すると、いう事をきかせられる、数人は暗記などの能力があがる、有紗はそれらを跳ね返す力がついたのだ。 子どもたちはそれぞれ、その力を信じられず、怖がった。けれど、その力を受け入れ、強くし、なぜこんな事になったのかを調べることにした。 1巻では、登場人物の関係などをおっていくばかりだったが、2巻でやっとストーリーが始動しはじめたかんじ。これからが楽しみ。
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1巻の最初はぜんぜん面白くありませんでしたが、途中からちょっと惹かれてきて、2巻目読み終えました。 シリーズものでも、だいたい1巻ごとに話がまとまってるものが多い中、この作品は、どーんと最後までぶっとうしでいく心意気が見られました(笑)。そう思うと、登場人物それぞれの視点で描かれて、ぐるぐる立ち位置が変わりながら物語が進んでいくのも、まあ、いいかなと思いました。 小学生の子供たちが主人公ですが、安易に話が進んでいかないところも、ちょっと現実に寄り添ってて面白かったです。すぐに受け入れられないってのも、そりゃそうだよなーと思いつつ、それだと物語が進まないだろうなと思います。なので、そこら辺の葛藤は、割愛されるの多い中、ちゃんと大事にして視点をあてて書いてるってのもいいなと思いました。 後半、そこを含めて、最後に何をもってくるのかわくわくします。
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いよいよ物語が進み始めた感じ。 6人がそれぞれに特殊能力を身につけ、その力を怖れたり、期待したり。 居なくなった星司のお母さん、なにかありますよね! 最後はどのように決着するのかなぁ
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相変わらず丁寧な描写で物語は進む。もう少しご都合主義でもいいんじゃないかとおもうくらいゆっくりと丁寧に。 漢字のひらき方が独特で、さらりと読み進む事ができない。ゆっくりと「ひらがなだと、こういう感じになるのか」と気づかされるような言葉になる。面白い。 1巻で感じていた、登...
相変わらず丁寧な描写で物語は進む。もう少しご都合主義でもいいんじゃないかとおもうくらいゆっくりと丁寧に。 漢字のひらき方が独特で、さらりと読み進む事ができない。ゆっくりと「ひらがなだと、こういう感じになるのか」と気づかされるような言葉になる。面白い。 1巻で感じていた、登場人物の多さと視点の切り替えは2巻では気にならなくなる。正確には「誰がこれを思っているのか」が分かるようになってくる。おそらく、書き方は同じで、登場人物に対する理解が深まったんだろうなぁ。
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一冊目がおもしろかったので、続けて読むことにした。 森崎古丹の血をひいた六人は、スナイカルの光を浴びることで、力に目ざめた。 六人は、白烏神社の神使・カラスの像にいる雪気と話をする。 とっても読みやすくて、さくさく進む。 美音が母親の心を読んでしまう場面、ほんとうにかわいそう。 でも親も人間だし、しかたがないのかな、とか。 ふと、自分もサトラレてたらどうしようとか考えた。 千里はいい子だなぁ。
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6人に起こったことが徐々に明らかになっていく。超能力?に戸惑う姿に共感。特に美音には同情を覚える。他人の心なんか読んで嬉しい訳がない。これからどうなるのか、続きを早く読まねば。
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き、禁止ー、甥っ子に亡き(?)嫂の面影重ねるの禁止ー、ドキリとするのもー、と高まりましたが、基本児童文学なので、じっくりと進んでいく感覚が、自分の小学生時代と比較できて面白かったです。 丁寧でジェントルなお化けもよい。 表紙は下駄履き!ジャリん子チエか、と気に入りました。
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【内容】光を浴びて気を失い、目覚めた6人にそれぞれ力が宿っていた。 千里はテレポーテーション、星司は動物と意思疎通が出来る、美音はテレパシー、数斗は記憶力が際限なく高まる、礼生は暗示で相手を意のままに操る、有沙は相手の能力を撥ねつける。 星司が助けた白いカラスのフォーマルハウトが、神社の鳥の像に近づくと、雪気(セッキ)という霊が乗り移り子どもたちに語りかける。 【感想】少しずつ、6人それぞれの性格にあわせた超能力が現れてくるが、子どもたちのそれぞれの戸惑いや力に対する好奇心が丁寧にかかれている。礼生だけが、能力を肯定的に捉え、喜んでいるが。
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