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愛の裏側は闇(Ⅲ) の商品レビュー

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2021/03/11

先の1、2はだいぶ前に読み、粗筋、人物などはすっかり忘れていたが、そういうのは全然気にならなく、とにかく面白かった。日本に住んでる限り、ダマスカスってどこだかわからないし、どういう人達がいるのかなかなか想像しずらく、もう、全く違う人達と捉えてもいいが、ヒューマンという所の共通点だ...

先の1、2はだいぶ前に読み、粗筋、人物などはすっかり忘れていたが、そういうのは全然気にならなく、とにかく面白かった。日本に住んでる限り、ダマスカスってどこだかわからないし、どういう人達がいるのかなかなか想像しずらく、もう、全く違う人達と捉えてもいいが、ヒューマンという所の共通点だけあり、社会の中で自分を失くして生きるのか、自我に目覚めて立ち向かうのか、民族を越えての共通のテーマが心を揺さぶる。やっぱり酒寄さん訳はハズレが見当たらない。

Posted byブクログ

2014/11/13

シリアの100年を描く今世紀最大級の世界文学、堂々の完結! 共産党青年団に入団し、逮捕されて収容所に送られてしまったファリード。無理矢理従兄弟と結婚させられてしまった恋人のラナー。 それぞれに訪れた地獄の先に待つものとは。

Posted byブクログ

2014/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリアを舞台にした大河小説、完結編。 戦争と2度にわたる収容所生活、一族同士の対立、そして亡命……等々、重苦しいエピソードが多いが、基本的にはハッピーエンド。 ドイツ伝統のビルドゥングスロマン的な部分もあるが、秘密警察や収容所のシーンはスパイ小説のようなスリリングさがあり、特定のジャンルに収まらないスケールの大きさを見せる。そこがこの三部作の一番の魅力でもあると思う。

Posted byブクログ