ブタカン! の商品レビュー
高校演劇部、それも演技者ではなく制作側を描いた青春小説。惹句ではミステリを強く打ち出しているが、そんな要素は単にエピソードの一部に過ぎず、そのようなものがなくても十分面白い良質の青春部活小説だと思う。 ただ、ミステリ要素を含め、先生のエピソードや、運動部とのトラブルなど、要素を...
高校演劇部、それも演技者ではなく制作側を描いた青春小説。惹句ではミステリを強く打ち出しているが、そんな要素は単にエピソードの一部に過ぎず、そのようなものがなくても十分面白い良質の青春部活小説だと思う。 ただ、ミステリ要素を含め、先生のエピソードや、運動部とのトラブルなど、要素を詰め込みすぎているようにも思う。もっとシンプルに舞台制作に携わる6人の女子部員にスポットを当てて、呼称や表象や機能で記号化やカリカチュアライズするのではなく、人間としての肉付けをおこなって欲しかった。 続編が期待できる終わり方なので、是非とも次回作を楽しみに待ちたい。 その際は、扉のイラスト付き人物紹介は不要。イラストも、書かれているテキスト情報も不十分で意味が無い。 絵なしでフルネームと愛称と役割と学年やプロフィールを一覧にしてくれた方が助かる。
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文化祭のクラスの出し物が演劇中心だった高校時代と、芸術学部という場所柄演劇に関わることが多かった大学時代、とちょっとだけ舞台をかじった身には、とても響くタイトル。本筋以外の設定でちょっと無理を感じる箇所やもうちょっとドラマ性を欲しい箇所もあるが、全体としては真っ当な青春小説で、舞...
文化祭のクラスの出し物が演劇中心だった高校時代と、芸術学部という場所柄演劇に関わることが多かった大学時代、とちょっとだけ舞台をかじった身には、とても響くタイトル。本筋以外の設定でちょっと無理を感じる箇所やもうちょっとドラマ性を欲しい箇所もあるが、全体としては真っ当な青春小説で、舞台を知らなくても楽しめる。けど知ってるとより楽しい。
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ブタカンという言葉が何を意味しているのか、 当初はよくわからなかったが、そんなに難しく考える必要はなく、 舞台監督という言葉の略称だった。 それにしても、早乙女先輩のキャラが濃い、とても濃い。 いまどき、こんな高校生がいるのかというぐらい。
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青春だ!って感じ。 キャラが面白かった。 ナナコがどうなったのかが不明瞭なのが残念だし、ミステリーっていうカテゴリになっているけど、この作品は青春モノ
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”ブタカン!~池谷美咲の演劇部日誌~”青柳碧人著 新潮文庫nex(2014/10発売) (イラスト:文倉十) ・・・入院した親友のかわりに演劇部の舞台監督=ブタカンとなった美咲。 変人揃いの演劇部&慣れない仕事に奮闘するが問題は次々と起こる! 失踪する先輩、消えた台本の行方、顧...
”ブタカン!~池谷美咲の演劇部日誌~”青柳碧人著 新潮文庫nex(2014/10発売) (イラスト:文倉十) ・・・入院した親友のかわりに演劇部の舞台監督=ブタカンとなった美咲。 変人揃いの演劇部&慣れない仕事に奮闘するが問題は次々と起こる! 失踪する先輩、消えた台本の行方、顧問の恋愛まで。果たして舞台は成功するのか? ・・・公式のあらすじにはミステリと銘打っていましたがそれはどうよ!?(笑) 演劇部に入った主人公の奮闘ものですわな。 そう考えて読むと可もなく不可もなくという位の作品。
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まさに青春って感じで、キラキラして本当に素敵だった。合宿の話が一番好きです。 美咲ちゃんと錦野くんの恋の結末とか、ナナコは最後どうなったかみたいなところは気になりますが、それを差し引いてもすごく面白いと思います。続編とか出して欲しい。
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演劇部の青春のお話。 結構専門用語が出てきたので、全然知らない人には情景を思い浮かべるのが難しいかもしれませんが説明もちゃんとされているので知らない人にもわかるとは思います。 舞台の勉強を少しでもしているとかなり楽しめると思います。 いいなー、楽しそうだなぁ…というのが感想ですね...
演劇部の青春のお話。 結構専門用語が出てきたので、全然知らない人には情景を思い浮かべるのが難しいかもしれませんが説明もちゃんとされているので知らない人にもわかるとは思います。 舞台の勉強を少しでもしているとかなり楽しめると思います。 いいなー、楽しそうだなぁ…というのが感想ですねw
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あくまで青春小説であってミステリでも何でもないし設定がもしドラっぽいのも気になったが、何より演劇モノは好きなんだよねということで個人的には悪くなかったです。 ただ余計な小細工なしでストレートに青春演劇小説やってたらもっと面白くなったになあとは思うんでその辺は惜しいなあと、まそれ...
あくまで青春小説であってミステリでも何でもないし設定がもしドラっぽいのも気になったが、何より演劇モノは好きなんだよねということで個人的には悪くなかったです。 ただ余計な小細工なしでストレートに青春演劇小説やってたらもっと面白くなったになあとは思うんでその辺は惜しいなあと、まそれじゃ売れないからなんだろうけどさ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「浜村渚の計算ノート」を読んでから、 青柳碧人さんの他の小説も手にとってみてます。 でも、これは推理要素が少ない感じでした。 ただ、作中劇の「走るな、メロス」は面白そう。
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演劇青春ストーリー。ミステリ要素はほとんどないけど、純粋に青春モノとしてのできはよかった。セリフも熱い
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