伝説の映画美術監督たち×種田陽平 の商品レビュー
キネマ旬報での連載に新たなインタビューを加えたもの。日本映画黄金期における美術監督のレジェンドたちの貴重な証言を通して、映画における美術とは何なのか?がよく分かった。 後半に登場する、ワダエミ、ダンテ・フェレッティそして高畑勲の項などは応用篇として興味深く、構成も読みやすかった...
キネマ旬報での連載に新たなインタビューを加えたもの。日本映画黄金期における美術監督のレジェンドたちの貴重な証言を通して、映画における美術とは何なのか?がよく分かった。 後半に登場する、ワダエミ、ダンテ・フェレッティそして高畑勲の項などは応用篇として興味深く、構成も読みやすかった。 ギャング・オブ・ニューヨークのセットがローマのチネチッタで組まれた際、ハーヴェイ・ワインスタインが金を渋ってスタジオの一角が更地になっているのをたまたま見学に来ていたトム・クルーズが見て、エグゼクティブプロデューサーになって15万ドル出してくれた(そしてそこに建てられた教会はセントトーマス教会と名付けられた)という話は初めて知った。
Posted by
- 1