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江戸寺社大名庭園 の商品レビュー

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2020/09/22

東京の庭園や洋館、寺社を巡るのが大好きなのだが、明治以降の事しか説明されてないと、それ以前はどうだったのか気になることも多く、そもそもここは何があったの?とモヤモヤすることもあった。(これが京都ならもっと昔からの変遷が気になるが、東京は江戸時代から考えればいいので楽ではある。) ...

東京の庭園や洋館、寺社を巡るのが大好きなのだが、明治以降の事しか説明されてないと、それ以前はどうだったのか気になることも多く、そもそもここは何があったの?とモヤモヤすることもあった。(これが京都ならもっと昔からの変遷が気になるが、東京は江戸時代から考えればいいので楽ではある。) これは、東京の庭園や寺社の案内が本になっており、それはそれでそこそこいいが、何と言っても付いている「天保改正 御江戸大絵図」が素晴らしい。こっちがメインと言っても過言でない。 天保14年(1843年)の江戸の地図に、現在のJR私鉄、地下鉄の路線図がのせてある。さらに当時町屋や門前町だったところ、海だったところ、神社仏閣だったところが色分けしてあるのでとてもわかりやすい。今浜離宮は町中にあるが、当時は海に面していて、さらにいい景色だったろうなあ、とか、御三家はじめ有力な大名は広い土地、いい場所(江戸城に行きやすい場所)持ってたんだなあとか、新橋から銀座、神田あたりの商店の多さ、江戸時代にタイムスリップしなくても、その活気が目に見えるような気がする。 この地図を見ているだけで幸せ。もちろんこれを元に出かけるのも楽しいだろう。 古地図マニアにはこういう色分けや路線図は邪道なのかもしれないが、素人には本当に良い。 これを見ながら時代小説読むのもいいだろうなあ。

Posted byブクログ