世界のしくみが見える世界史講義 の商品レビュー
つまり、だ。朝日新聞の購読者は妄想あるいは小説が好きなのだろう。北海道新聞や東京新聞を始めとする地方紙も同様である。沖縄タイムス、琉球新報に至ってはSFの領域に突入しつつある。 https://sessendo.blogspot.com/2022/01/blog-post_67....
つまり、だ。朝日新聞の購読者は妄想あるいは小説が好きなのだろう。北海道新聞や東京新聞を始めとする地方紙も同様である。沖縄タイムス、琉球新報に至ってはSFの領域に突入しつつある。 https://sessendo.blogspot.com/2022/01/blog-post_67.html
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歴史とは「解釈の学問」であると思う。 歴史を記述するとき、出来事と時系列を書くことは不可欠である。 当然、出来事の取捨選択が行われる。 その時点で、もう人為的操作が加えられていることになる。 ならば、解釈の段階になると、もう客観的真実とはいえなくなるだろう。 歴史ってそんなもので...
歴史とは「解釈の学問」であると思う。 歴史を記述するとき、出来事と時系列を書くことは不可欠である。 当然、出来事の取捨選択が行われる。 その時点で、もう人為的操作が加えられていることになる。 ならば、解釈の段階になると、もう客観的真実とはいえなくなるだろう。 歴史ってそんなものであり、だから面白いのではないか。 ・・・・・・・・・・ さて、この本は「予備校の講師」によって書かれた歴史である。 決して学者が書いた本ではない。 そこがユニークなのである。 なぜならば、彼には失うものがないからである。 彼にとって歴史は入学試験にパスする存在でしかない。 普通、歴史は暗記科目と誤解されている。 お分かりのとおり、歴史はあまりにも記憶する項目が多すぎて、暗記できる代物ではない。 そこで受験生の誰でも考えるのは、歴史で起きた事象に関連性を持たせる理解法である。 物事には必ず因果関係がある。 所謂、原因と結果である。 歴史を記述する人間の力量は、その因果関係のどこに着目するかで測られる。 この著者のユニークなところは、その着目点にある。 自分が納得できるストーリーにするために妥協しなかったことが分かるのである。 目的は入試突破であっただろうが、結果として、学者にはない歴史観を彼は提供するのである。 人は彼のことを右より過ぎると批判するかも知れない。 しかし、その批判は当たらない。 何故なら、「じゃあ、自分は徹底的にナゼを追及したのか?」との問いに自信を持って答えられる人は稀であるからである。 ・・・・・・・・・・ この本は、歴史初心者が読んでも面白くない。 ぼくのような世界史のあちこちをミクロ単位で見てきた歴史アマチュアにとって、マクロの視野を与えることは有用である。 そういう意味で、この本はオススメである。
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これくらいザックリ解説してくれると、隙間は埋まるし曖昧なところはクッキリする。本書一冊による一面的な見方にならないように、その後も様々な見方の情報を入れていく姿勢が大事だが、取っ掛かりとしてはとてもわかりやすい良書と思う。
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