意味論 の商品レビュー
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p.iv 序 「同じ言語学の部門であっても音韻論(phonology)形態論(morphology)統語論(syntax)に比べると意味論で扱う問題は正確な把握という点で遥かに困難である。このことは言語の意味構造(semantic structure)というものが他の部分の構造に比べてより高度の不確かさ(indeterminacy)ということによって特徴づけられているということ、および、それには非言語的(non-linguistic)な要因も関与しうるということによっている」p.s. 解説歌 存在と所有状態使役変化時間空間手段と仮定。記号体系としての言語という視点で整理している。 自然言語とそれ以外の「言語」について触れている。 モールス信号が50音に対応していること、コンピュータ言語につても触れている。 文法については、変形生成文法(taransformational generative grammar)と成層文法(stratificational grammer)を示している。本書は文法論であなく、意味論であるので文法については体系的ではないような印象を受けた。できれば、文法論の上に意味論を位置づけるような体系化を願う。 例えば、自然言語と機械言語に分類する。機械言語のうち、自然言語由来の索引語とコンピュータなどで扱うことを想定した人工言語。人工言語には、プログラミング言語と仕様記述言語。などなどの分類と、文法による分類も欲しい。
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