プライドが高くて迷惑な人 の商品レビュー
プライドが高い人は健全な自尊心を保てない人である。目の前の現実を受け入れられず、自己愛的イメージと現実のギャップに直面するとすぐに傷つき、落ち込むのである。 プライドが高く、自分は特別だと考えている人は協調性がないと批判される。自分は特別だという特権意識が強いと他人を見下し、攻撃...
プライドが高い人は健全な自尊心を保てない人である。目の前の現実を受け入れられず、自己愛的イメージと現実のギャップに直面するとすぐに傷つき、落ち込むのである。 プライドが高く、自分は特別だと考えている人は協調性がないと批判される。自分は特別だという特権意識が強いと他人を見下し、攻撃的な態度をとることがある。 プライドが高い人はとにかく褒めてもらいたいものである。ただし本人はおべっかと本心からの賞賛を見分ける達人であることがよくあるため、厄介である。 プライドが高い人は自分は重要な人間であり、特別な配慮に値すると勘違いしているため、他人のミスや遅刻など些細なことに激昂しがちである。 プライドが高い人間に自分がならないためにどうすべきか。 ①自分を知る 自分を客観視できていないことが多い。そのため思い込みが強く、視野が狭くなりがちである。自分を知るとは即ち自分の能力と限界である。そして他人の目に自身がどのように映っているかをある程度知っておく必要がある。このためには他人の話をよく聞くことが大事だ。助言や他人の意見を求めることも良い。全部を身につける必要はないが、多くの人の意見に耳を傾ける姿勢は必要である。 ②感情を否認しない。 プライドが高い人は自己の感情を否認しがちである。自己愛の傷つきから身を守るために自分自身の気持ちにウソを付くこともある。これは体面を保つことがその理由であるが、こういった嫉妬や妬み、屈辱感などの感情の否認を続けると歪んだ形で表に出てくることがある。即ちキレるのである。これを防ぐためには感情を溜め込まないよう小出しにする必要があり、そのために自身の感情を言葉で伝える練習が必要になる。特に怒りや悔しさは自分がうまくいっていない状況にあることの表れであるため、これをきちんと言葉にすることができれば相手に対してキレずに済むはずである。考えや要求をきちんと言葉で伝えるのが大事なのである。これには練習が必要だ。ただしプライドが高い人ほど自分の考えや要求を言葉で表現するのをためらう傾向にある。うまく伝えられないと欲求不満を募らせやすい。やはり相手に対して伝える練習をしていくことが大事だ。 ③自分の弱点を知る プライドが高いと自身の間違いや失敗、無知、経験不足などの弱点をなかなか認められなくなる。 そうならないためには自分は完璧ではなく、知らないこともある時には間違う人間であることを受け入れる必要がある。 ④失敗はつきものと考える 人間である以上失敗はつきものだし、それに対してどう対応するか考えたほうが得である。自分も他人も失敗する生き物であると考えなければならない。失敗を乗り越える経験が自己研鑽へと繋がる。 ⑤地道な努力の積み重ねで自尊心を保つ あなたが今いる場所で地道な努力を続けて自然に認められるようになるのが、プライドが高くて迷惑な人にならないための最善の方法なのである。 自分がプライドが高くて迷惑な人にならないためには、自身の考えを言語化でき、今の仕事で真摯に経験を積んでいく姿勢が求められる。
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既読だったが、前回は上司(社長)を想定して読んだのに対して今回は年下の同僚の場合に当てはめながら読了。彼女には一部当てはまる所はあれど、メインの問題点ではなさそうだった。 立場が上の人間がプライドが高い人間だった場合は本書に書かれていたような対処法でやり過ごすのも致し方ないと...
既読だったが、前回は上司(社長)を想定して読んだのに対して今回は年下の同僚の場合に当てはめながら読了。彼女には一部当てはまる所はあれど、メインの問題点ではなさそうだった。 立場が上の人間がプライドが高い人間だった場合は本書に書かれていたような対処法でやり過ごすのも致し方ないと思うが、下の人間にも一旦できている所を褒めてあげたり言い分を受け入れてあげたりなど、迷惑を被っている側が気を遣わなければいけない点が少し腑に落ちない。問題点を指摘して非難しても問題解決にはならない、とは確かにその通りかもしれないが、そんな人間と関わりたくないのも本音。自分も気づけばプライド高すぎ人間にならないよう、客観視せねば。
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2022/08/23 この人の〜な人シリーズ本はたくさん出ていて、だいぶ前に読んだ本がとても参考になり、この本も読んでみました。 プライドが高いとは具体的にどういうことなのかが解説されていると同時に、実際に仕事の場面やビジネスの場面でプライドが高く他人に迷惑をかけることの具体例が...
2022/08/23 この人の〜な人シリーズ本はたくさん出ていて、だいぶ前に読んだ本がとても参考になり、この本も読んでみました。 プライドが高いとは具体的にどういうことなのかが解説されていると同時に、実際に仕事の場面やビジネスの場面でプライドが高く他人に迷惑をかけることの具体例がたくさんあり、そこから自分がどのように対処していったらいいか、関わっていく上でどのようなことに気をつけたらよいのかについてもこれを読むことである程度の知識が身につけられるのではないかと思います。 読んでいると、相手を変えようとするアプローチよりも、自分がその人と適切な距離感をどう保つかというアプローチの側面の方が大きいような気がしました。 やはりプライドが高くて迷惑な人そのものを無理に変えようとすることはとても労力を使うので、その労力できっともっといいことができそうです。 また、プライドが高く周りに迷惑をかける人間に自分がならないためにどうするかという自分自身の心がけも触れてくれていました。 自分も他に迷惑をかけるようなプライドはなるべく捨てて、良い作用をもたらせるようなものに変えていけたらなと思いました。
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#読了 「あーいるいるこういう人!」と「耳が痛い……辛い……」という気持ちを繰り返し味わわされる本だった。 プライドが高く迷惑な人の事例と、その対処法、そして自分がそういう困ったちゃんにならないようどうするべきかが書かれている。子供を育てている身としては、子育てでの戒めとして読ん...
#読了 「あーいるいるこういう人!」と「耳が痛い……辛い……」という気持ちを繰り返し味わわされる本だった。 プライドが高く迷惑な人の事例と、その対処法、そして自分がそういう困ったちゃんにならないようどうするべきかが書かれている。子供を育てている身としては、子育てでの戒めとして読んでよかったと思っている。
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後半の対処法が役に立つ。なぜこんなやつに合わせないと行けないのだという感情のイライラを発散させてくれる有り難い一冊
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色々あり、読んでみました。 迷惑かけられてると思いこんでるだけで、もしかして迷惑かけてるのが自分? と、不安になってきて確認したくなりました。 大丈夫でした(笑) 読みやすかったし、別の本も読んでみたくなりました。
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プライドが高くて、迷惑な人に自分がならないように、そして、そのような人への対策!が書かれています。 周りに迷惑な人がいて、悩んでる人は、ぜひ読んでみてください。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『あなたが今いる場所で、地道な努力を続けて自然に認められるようになるのが、「プライドが高くて迷惑な人」にならないための最善の方法なのである。』
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精神科医が書いた、ありがちな内容の本である。実際には本書に書かれているような人は周りにおらず、自分自身もそこまでひどいとは思わないので大丈夫かな。ラ・ロシュフコーなる人物の文言がやたらと引用されているのが気になった。最後に原書の書名をあげていたが、どうなんだろう?
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本文中にキーワードが繰り返されるので分かりやすい。 事例は若干オーバーラップしているような気がする。 ・経験によって強化された全能感 ・対象リビドーの満足 にゆがみがあったり不足している人間は ・幼児期のナルシシズムの残滓 に頼り自尊心を支えている このような心理構造を説明...
本文中にキーワードが繰り返されるので分かりやすい。 事例は若干オーバーラップしているような気がする。 ・経験によって強化された全能感 ・対象リビドーの満足 にゆがみがあったり不足している人間は ・幼児期のナルシシズムの残滓 に頼り自尊心を支えている このような心理構造を説明している。 そして幼児的な万能感は 親自身の「蘇生した」ナルシシズムの投影でもある、 という説明が身に染みた。 芥川龍之介の言う「(子供に対する)利己心のない愛は必ずしも子どもの養育に最も適したものではない。この愛の子供に与える影響は 少なくとも影響の大半は暴君にするか弱者にするかである」 はまさに今の時代を言い当てているものだなと思った。 最後のページに筆者からの処方箋がある。 いつでも心に留めておきたいシンプルな処方箋。
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