生活指導 改訂版 の商品レビュー
以下、本書より。 【虐待的環境の中で子供が抱える「生きづらさ」を考える】 小さい頃、母親の仕事がうまくいかずに追い詰められていた頃、母は私の事を「疫病神」と罵った。 「あんたのせいでおなかの子は死んだのよ。そのせいで離婚する事になって、私の人生はおかしくなった。私の不幸はあん...
以下、本書より。 【虐待的環境の中で子供が抱える「生きづらさ」を考える】 小さい頃、母親の仕事がうまくいかずに追い詰められていた頃、母は私の事を「疫病神」と罵った。 「あんたのせいでおなかの子は死んだのよ。そのせいで離婚する事になって、私の人生はおかしくなった。私の不幸はあんたのせいよ!」 小学校の頃、そのような事をしょっちゅう言われた。 その頃はなぜそんな事を言われるのか分からず、母親を憎しみの目で見ていた。 最近になって、母が妊娠した頃に私が衰弱し、医者に「この子は2歳まで生きられない」と言われたショックで流産して、それが原因で離婚したのだという話を聞いた。 それを知った事で、母の不安定だった頃のあの言葉の理由も分かり、その頃の母の状態も今では理解できるし、許す事もできる。 ただ、そのように母に言われていた頃から、私は本当に自分が疫病神なのではないかと思うようになった。 親しい友達に不幸な出来事があれば「それは自分と知り合ったせいだ」と思い、新しい父と母が私の事でケンカをしていれば「やはり自分は疫病神なんだ」と思うようになった。 それがあまりにも苦しくて飛び降り自殺をしようとして母に見つかり、母は私を叩いた後、泣き崩れた。 その時も「やっぱり私が母を泣かせた」と考えた。 今でも、自分の周囲で何か悪い事が起こると、自分のせいである気がしてしまう。 そういう事があると、夢の中で人々に罵られたり、ひどい時には幻に責められたりもする。 以前から思っていたのですが、もしかして私のこの状態はPTSDに近いものなのでしょうか。
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