父への手紙 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
10年前家内の案内で、上田市の小高い丘にある無言館に行った記憶がある。無言館は第二次世界大戦時の絵画を集められた美術館。オーナーが著者と知り、驚いている 養子縁組の親子関係は難しい。 長じて、捨てられたと思っている子どもと年老いて身体の動きに問題がで始めた養父母の関係が逆転するとこの本にあるような葛藤が互いに不信感を抱かせる
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作家窪島誠一郎の私小説。 窪島は、本はまったく読まない貧しい養父母に育てられながらも、 文学への情熱を持ち続け、やがて本当の父は文豪水上勉だと知る。 出生の秘密を隠す養父母姿に違和感を感じ、 冷たく当たってしまう心情をも赤裸々につづっているところが印象的だった。 人には、どん...
作家窪島誠一郎の私小説。 窪島は、本はまったく読まない貧しい養父母に育てられながらも、 文学への情熱を持ち続け、やがて本当の父は文豪水上勉だと知る。 出生の秘密を隠す養父母姿に違和感を感じ、 冷たく当たってしまう心情をも赤裸々につづっているところが印象的だった。 人には、どんな環境で育ってもかわらない生まれ持ってきたものがあるんだなーと感じさせる。
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