ずっとあなたが好きでした の商品レビュー

歌野晶午(著者)

2015/02/18

いろんな年代や土地や関係性における恋愛が描かれていて、その様相はバラバラなれど、通底するものがあるように感じられる。

2015/02/13

仕掛けには、なんとなく気がついていたけど、
かなり無理やり感が・・・
ワタシが女だからかな、あんまり好きなタイプでない主人公たちが多くて、肝心の恋愛話にうまく入りこめません。

2015/02/03

うーん。そうきたか！恋愛にまつわる短編集なのだが、まさかそんなカラクリがあったとは！
やっぱり歌野晶午さん、やってくれました。

2015/01/29

たいしておもしろくもない、普通の短編集。しかも恋愛小説ばかり？と思っていたら良くも悪くも歌野晶午らしさが出ていた。おもしろいっちゃおもしろいけど、違和感をおぼえた箇所が多かった。

2015/01/19

清少納言によると春はあけぼのだそうだが、恋もはじまりのときが一番だ。ステージに上がる時のような緊張感と高揚感がたまらない。恋なんて、うまくいく時もあれば、うまくいかない時もある。うまくいかなかったからといって、嘆くことも涙にくれることもない。新しい恋を見つければ、はじまりの時の格別さをまた味わえる。
スーパーで年を偽ってバイトしている中三の少年の淡い恋。自殺する直前の最後の恋。小学生の初恋。大学生の危なっかしい恋。さまざまな男の恋を描いた短編集。

驚くというか、巧妙だなーという感じ。読み返してみればなるほどお前か！と。それぞれの話は落ちたり落ちなかったり、そのうえ想像以上に厚くて挫けそうになったけど、なんとなく最後まで読めてしまった。しかしもっとブラックなオチを期待していたのでちょっと残念。連載状態で読んでたらなんだこれは状態だったろうなあ。

2015/01/13

ミステリのイメージがかなり強い著者らしからぬタイトルな気がしたけど、中身は予想以上でした。
ボリュームを感じさせない、１３の恋愛とサプライズ。

2015/01/11

2015年1月11日読了『ずっとあなたが好きでした』歌野晶午著　評価B-B+
昔読んだ『葉桜の季節に君を想うということ』は、世の中の評価は非常に高かったものの、私にとっては未完の物語にしか思えず、評価は今一歩だったことを覚えている歌野氏。
今回は、様々な恋の短編を積み重ねて、最後にある仕掛けで全体をつなげるという手法で楽しませてくれている。要するに、ある男性の恋、人生の遍歴を588ページで物語ってくれている。ちょうど、私と同年代か一回り上の主人公なので、その時代の雰囲気をまとったそれぞれの短編は、背景も含めて非常に理解しやすいもので共感を呼ぶ部分は多かった。
買う必要はないけれど、読んでも決して損はない良書であることは間違いない。

ずっとあなたが好きでした
黄泉路より
遠い初恋
別れの刃
ドレスと留め袖
マドンナと王子さまのキューピッド
まどろみ
幻の女
匿名で恋をして
舞姫
女！
錦の袋はカプセルに
散る花、咲く花

2015/01/06

いろんなタイプの短編集でありながら、最後につながる。なかなか良かったです。一番意外なオチだったのは１作目（表題作）かな。

2015/01/03

いろんな年齢の男の子（男の人）の恋愛模様
分厚いな～長いな～と半ば飽きてたんだけど
がんばって読んだら
なんと・・！

全部これ同一人物の犯行だった・・・
（どんびき）
なんだこのオヤジ
ちょうやだ
おもしろい（このしかけが）けど伏線には見事にきづかなかたけど
この主人公はいやだなあと心底感じてしまった

恋愛体質横道世之介・・

2014/12/26

連作短編集。
一つ一つの話が中途半端なラブストーリー。一応は最後の2編でまとめるが、イマイチ。繋がりを持たせるなら、もう少し伏線が欲しい。突然過ぎる繋がりは無理がありすぎる。