うせもの宿(一) の商品レビュー
探し物が見つかる不思議な宿に訪れる人たちを描く短編集。 それぞれの探し物への思いが切ない…。 ミステリアスな少女女将や案内人の秘密にも期待が高まります。
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「探し物が必ず見つかる」という宿が舞台、表紙のジト目の女の子が女将さんです。 ハートフルな良い話かと思ったら、2話めで「あれ、これってもしかして…」となり、3話で確信。でも、さらにビックリな展開が待っていて、1巻を読み終わる頃には「マジかよ……!」と放心。 もともと短編が素晴らし...
「探し物が必ず見つかる」という宿が舞台、表紙のジト目の女の子が女将さんです。 ハートフルな良い話かと思ったら、2話めで「あれ、これってもしかして…」となり、3話で確信。でも、さらにビックリな展開が待っていて、1巻を読み終わる頃には「マジかよ……!」と放心。 もともと短編が素晴らしい作家さんですが、その強みと、「さよならソルシエ」の連載経験が上手く作用してスゲーことになってます。早く!2巻を!!
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この作者さんのファンなので買ったのですが、さびれた不思議な宿を舞台に巻きおこる少し不思議な話。 昔なかよしでやってた闇は集うのような雰囲気を持っています。 やってくる人たちの運命をわかっていながら見送る切なさがありますが相変わらず人の心の動きがお上手。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[客人1~2]では不思議感が勝ってよく分からなかったのだけど、[客人3]からは客人がこの世のものではないと分かってくる。それでも私は鈍いのでかなり後ろの方まで確証が持てなかったのだけど、それが穂積さんの巧さでもあるのだろうな。 で、きっぱり宣告するのが[客人4]の「この宿は/本当は/さがし物が/見つかる宿じゃ/なく…」「持っていきたい物が/見つかる宿なのね…」と言う台詞かな ここからはっきり、死んだ人の後悔や未練と言ったものがくっきり浮き出されてくる。 [客人5~6]の連作(?)はまた見事。門を挟んだ生者と死者の対比がくっきりして胸に迫る。息子に背を向けたお母さんの一筋の涙の白さ。その次々頁の息子の一筋の涙の白さ。 これはすごい構成だわ。圧倒的。 絵的には、手を抜いてもよいところを手抜きできるようになったのかな。『式の前日』と比べると書き込みが減ったような気もするのだけど、でもちゃんと書いてある。 (偉そうにすみません) そうして、[客人6]のラストで殆ど種明かしされてしまってるのに、これ以上どうやって展開するんだろう。次巻を待つ。
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なんか漫画とは思えない読了感、、 読み終わってポカーンなった どういうこっちゃ、、! 今後の展開が気になる作品
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