それはおまえが童貞だからです の商品レビュー

凪良ゆう(著者),イシノアヤ

ダメだわ

[音ちゃん]

凪良さんの作品が好きで作者買いしたんだけど、
ダメでした。
本当に同じ人がかいてるの？と思うくらい、入っていけませんでした。
好き嫌いが別れる作品かな？

2024/10/28

ものすごい題名だな・・っておもっていたんですが、読んで納得。
なるほど、いわるゆ「チェリまほ」的なアレですね（こっちのほうが先かな？）

３０歳まで童貞だったら魔法使いになれる・・ってやつ。
化粧品会社の広報で係長の二ノ宮は美形だけど、ゲイで、ある理由もあって童貞のまま３０歳になってしまった。
そして彼はテレポーテーションの能力をもってしまった。
同じ会社の経々（たった）課長も、藤木も同じように３０歳をすぎて童貞だった。この二人にはテレパシーの能力があった。
二ノ宮はアポなしで「ラブリン」というコスメサイトのインタビューを受けることになり行ってみると、自分のトラウマの原因でもあり、高校時代の元カレだった世取錠（せどりじょう）がいた。
世取は実は探偵で、この会社の社員、藤木が行方不明で家族から探してほしいと依頼があったらしい。藤木は数日前から有休でやすんでいる。
トラウマもあるし、手助けするつもりもない。

だけどまぁ、なんやかんやあって藤木をさがすことになるんだけど、永水というこの化粧品会社の研究員？と一緒にいるっぽい。
藤木と経々はテレパシーで状況をつたえたりもするが、沢山人がいるところだとそれも使えない。
どうやら暴力団の早坂組がこの二人の失踪にかんでいるらしい。

結局、世取は元刑事で早坂組の薬物関係の事件で後輩が死に自分も肩に銃弾を食らったあげく、警察では全部の責任を世取に負わせて退職していた。
なので探偵をしていたのだが、再び早坂組との対決になってしまった。
そして、早坂組は化粧品会社の研究員である永水にとある薬（媚薬みたいなもん。受け専用かな？）を開発させ、希少なため高価で売りさばいていたが、
永水はもう手を引きたがっていた。なので、永水からそのノウハウを聞いて、他に漏れないように始末しようとしていた。

それらがなんとかかんとか解決しまして。
（途中、二ノ宮がその媚薬を飲まさられて、エライことになったけど、世取は「今やるのは違う」と男前なことをかんがえて、最後まではやらなかったので、ちゃんとテレポーテーション能力はもったままでした）

ちなみ、二ノ宮の秘密でありトラウマは、パイパンってことでした。
高校時代二人はつきあっていて、そういうことになったとき、つるんつるんなのをみて世取はいたく興奮していろんなエロイことを口にしてしまい、二ノ宮は逃げてしまって二人はそれっきりでした。
え～～、別にそのぐらいえぇやん～って思ったのは女子だからでしょうか？

あとで「湯けむり探偵温泉事件簿　初夜のからさわぎ」という短編？が入っています。
ハジメテを旅行先で～ってことで温泉にいくと、
なぜかそこに経々課長と、新垣君（新人くん）もきていて、
その温泉旅館の主人の叔父さんと、主人の弟もなんかいちゃいちゃしていて。
おいおい、ここ、ホモばっかかよ…状態。BLあるあるだね。
でも、叔父さん×弟（中学生）のところが不穏で事件が起こり、せっかくヤルために温泉にきたのに全然そんな風にならない。
家族ぶろを予約したら、いたずらで汚され使用中止になるし、
直ったとおもったら、すぐに入ってすぐに出てください、お膳を用意しますといわれ、
さっさとご飯たべたら、コンパニオン女性たちをたくさん呼ばれて（全員ゲイでこれほどいみのないことはないｗｗ）
各自泥酔して、結局できないぞ～どうしたらいいんだ～～～って話もありました。

２０１４年に書かれているので１０年前。
今とは全然違う凪良ゆうさんの作品だなって思いました。
（あと、凪良さんの登場人物の名前が全部ややこしい）

2022/08/09

とりあえず童貞の定義をはっきりさせよう話はそれからだ。
しかして本作は、童貞という定義が同性異性問わず性体験があるか否かという世界線です。処女じゃなくなったらそれも童貞喪失にカウントされるらしい…個人的にはモヤるが…。
ということで、凪良先生にしてはファンタジーでした。
ノリが明るいからか、ラノベBLらしいラノベBLだったな…。

2022/04/21

デリカシー0のお調子者に振り回される魔法使い（隠語）のお話。
焼けぼっくいに火が付く話好きです。
ただ登場人物総ホモ化が苦手なので、1冊に3カプ（ひょっとするともっと）はさすがにうんざりしました。

2017/12/02

楽しかったです。ただ、最近の凪良さんとギャップがありすぎるので、そのふり幅についていけない人は多そう。
内容もハチャメチャ。トンデモな話に小ネタが散りばめられ、凪良さんも楽しんで書いてるんだな～という感じ。そういう時として悪ふざけにもとれるところが苦手な人は合わないだろうな。
でも相変わらず文章が読みやすく、わかりやすいのでスイスイと進みました。

2015/06/03

すごいギャグだ…！とあらすじで思ったら、思った以上にBLギャグラブコメ小説だった。感じとしては、チャラい目だけど気はきくし男っぽい(攻)×大手化粧品会社で社内の女子に人気の正統派美形(ただし童貞)(受)って感じで見目麗しい感じのカップル。脇役もキャラが立っていて、読み終わった後「スピンオフないの！？」と思う。

受の、童貞以外のトラウマ部分でGarden思い出した。パイパン属性全くないけど、Gardenでも「年頃の大人が体質のせいでパイパン！？」と萌えたし、ギャップ萌えはすごい、ということを思い出した。

2019/11/09

それは「まだ」お前は童貞だからです(笑)というタイトルで続編がほしいところwだって…受けなのに…？？

★3.5かな。久々のギャグ、とんでも設定でノリノリHな作品でした。作風は「全ての恋は病から」が近いでしょうか。

三十路超え童貞受けが魔法使いならぬ超能力者になって、ヤクザ絡みの事件やら、旅館争いの事件やらを解決する話。前半は受け目線で後半は攻め目線。
過去に同級生だった攻めと付き合うも、デリカシーのない発言で受けのコンプレックス(パ○パン)が、見事トラウマになってしまう(笑)
色々CPでてきたけど(というか総ホモ化？)、寸止め状態の新垣くんとタッタ部長の歳の差ラブが気になります。

2014/11/13

シリアスのシの字もないラブコメ。
30歳DTで魔法使い。じゃなく超能力が使えるようになってしまう…。とまあ、かなりぶっ飛び設定だけど面白い！

DTやらパ◯パンやらがやたらと出てくるけどそれすらクスッと笑える( ´艸｀)ﾑﾌﾟﾌﾟ

後半の世取目線のお話が面白かった〜
是非、経々さんと新垣の話を！

2014/10/17

凪良ｾﾝｾの久々のコメディ。しかも設定がかなりぶっ飛んでいますw
ｾﾝｾのコメディで一番好きなのは、エロかわでキュンキュンさせられた「全ての恋は病から」です。コメディもセンスが良くて毎回楽しませてくれます。

今回は30overDTのお約束的な魔法使いさんの話で、タイトルからして見事なはじけっぷり。とても手に取り辛い日本語ですよね～
しかもほんとにDT二ノ宮が、魔法使いというか妖精さんというか超能力者？堂々とファンタジーになってました。
そもそも攻がガサツでデリカシーゼロなので、こんなことになってしまったんでしょうね～
純情だった二ノ宮の心にマリアナ海溝よりも深い傷をつけた初恋の男、世取との再会から始まるラブ…ではなくドタバタコメディです。

世取があまりにも無神経すぎで、夢もロマンもないのが残念通り越してもう笑うしかないです。
シモネタてんこ盛りなので、これはエロもかなりはげしいのでは…！と期待したら、コメディお約束の寸止め＆お邪魔虫に何度も惜しい気持ちにさせられてしまいました。
寸止めばかりだったのに意外に萌えてしまったのは、もしかして焦らし作戦にまんまとはまってしまったのでしょうか？
紆余曲折あっても、結局お互いに一途ってところがよかったです。

世取視点の「湯けむり探偵温泉事件簿」は、はっちゃけまくり。二時間ドラマの世界が展開されていてどうしてこうなった!?と笑ってしまいました。
二人の痴話喧嘩がｾﾝｾのシリアスものからは想像できないほどアホらしくて、まばたきや積木であんなに号泣したのに～とある意味感慨深くなりながら、しかし爆笑でした。

たまには、こんな肩の力を抜いたコメディも楽しいです。
一番気になったのは、でも二ノ宮ってまだ魔法使いだよね…？という謎なところです。論理的に言って魔法がとけるのは、初HなのかDT卒業なのか、そこ気になります！