走れ、健次郎 の商品レビュー

菊池幸見(著者)

2024/08/14

これはもう世の中には本当に悪い人なんていないのよ、っていう気持ちになりたいときに読むべき本でして。
しかし頑張って走っている姿に感動させられるってのは日本人ならではなのか分からんけど、箱根駅伝やらマラソンやら、好きよねぇ。こんな上手い話はそうそうないにしてもね、たまにはマラソンとか見るのも良いかも。
というわけでひたすらに爽やかで、いやむしろ爽やか過ぎるのが逆に鼻につくかもしれないけど、突っ走りすぎててもう爽快だったのですよ。

2018/01/06

マラソン大会に沿道を走る謎のランナー。少しずつ謎が解けて楽し。ラストの感じも良いなぁ。
2018.1.6

2015/11/25

マラソンをテレビで見るのは、とっても退屈だ。しかし、この本は読んでいて本当に実況中継を見ているような気にさせ、そして、それが退屈だとは感じさせなかった。3時間で読んでしまった。それだけ、いろいろな人の人生があり、のめり込めたということ。ただ、文章が話し言葉で読めるところが、物足りないと言えば物足りない。

2015/01/21

こんなに面白い本だったとは。マラソン中継を実際に見ているような、最後の最後まで手に汗握るレース展開。沿道をひたすら走ることの難しさは知っている。健太郎、健次郎兄弟すごいよ。やっぱり走るって良いな。

2014/12/12

健次郎かっこいい。すごい。奥さんの奈穂美さんがいい味。「ウソつかんとやりとげられへんこともあるやろ、きっと」日本一のお人好し岩手県民。行け。健次郎。

2014/10/14

本を読んでその世界に入り込めたら一番の幸せですね。評論家じゃないのだから楽しめるのが一番です。この本も入り込めて一気に読めた作品です。もともとは本屋で見つけてタイトルが気になって買ってしまった1冊です。奇想天外と言うか冷静に考えればありえないだろうって設定（「風が強く吹いている (三浦しをん）」と同じだけど）、でも、それでも応援したくなるものがあります。盛岡市で行われる国際マラソンで、世界トップクラスのトップ集団に沿道を走る一人の青年。そんなすごい人が無名でいたという、その設定そのものに魅力を感じたのですが、素人の私でも努力すれば60歳になったときに5㎞25分で走れるようになるかな。