あなたの本当の人生は の商品レビュー
書くことに囚われた3人の女性たちの物語。 「あなたの本当の人生は?」 何度も問いかけられる。 なんだか読んでいる間、フワフワ、ゆらゆら。 わかるようでわからない、そんな不思議な感覚が続いた。 理解できたとは言い難い。 だけど、3人の女性たちのそれぞれの人生は私には魅力的に見えた...
書くことに囚われた3人の女性たちの物語。 「あなたの本当の人生は?」 何度も問いかけられる。 なんだか読んでいる間、フワフワ、ゆらゆら。 わかるようでわからない、そんな不思議な感覚が続いた。 理解できたとは言い難い。 だけど、3人の女性たちのそれぞれの人生は私には魅力的に見えた。 懸命に生きていれば、本当も嘘もないのではないかな…なんて思った。 理解できたとは言い難いのだけれど、それでも面白かった…と読んだ後に思えた。 私にとっては不思議な物語だった。
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73物語を産み出すというのは命を削るようなヒラメキと努力がいるねんなあ。主人公を取り巻く憎めない人たちとお話ししてみたい。
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これはファンタジーのためのおはなし ファンタジーとはフィクションであり、空想の産物であり、物語のことである
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??? コロッケだけが印象的。コロッケ、買いに行っちゃったよ。 何かに没頭するとはこういうことなの?
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とりあえずコロッケ食べたくなる。 本当の人生なんてない、その人が選んできたものそのものが人生だから。 と思うが、宇城さんは本当の人生という言葉に囚われているように思えた。けど、最後は本当の人生という言葉も忘れている様子。これだという確信?みたいなものがあるとそんなこと考えなくなるのかも。
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風を大きな帆に受けて船が行く。それが錦の船だろうが泥の船だろうが、その先に見える景色の中に物語があり、その中に自分の人生はある。偶然か必然か判断しかねる時は、穂先のチャーチルにちょいと聞いてみるとよい。その猫の曖昧な返答の中にさえも、自分の人生が見出せるかも。可能性は水平線の向こ...
風を大きな帆に受けて船が行く。それが錦の船だろうが泥の船だろうが、その先に見える景色の中に物語があり、その中に自分の人生はある。偶然か必然か判断しかねる時は、穂先のチャーチルにちょいと聞いてみるとよい。その猫の曖昧な返答の中にさえも、自分の人生が見出せるかも。可能性は水平線の向こうまで、果てしなく続いているのだ。
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"ゼラニウムの庭"以来の著者作。謎の作家の先生と秘書と弟子と、、。女性三者三様の"書くこと"の世界は、掴み所が無く、浮遊しながら奥行きの広い、其々のファンタジー感。"魔法のコロッケ"が熱く熱く人々を繋ぐ♪。
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不思議なコメディ小説、でしょうか。少し漫画テイストで 面白かったです。小説家ホリー先生から投げかけられたことば 「あなたの本当の人生は。」に振り回される宇城さんが 凡人で終わるのかと思ったら大逆転。猫のチャーチルに例えられた 國崎真実はとりあえずあえての凡人(それでもコロッケ作りの名人 ですが)の道へ。。 本当の人生って何でしょうね。考えさせられました。
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「あの時こうしていたら、人生変わっていただろうか」 「こっちじゃなく、あっちを選んでいたらどうなっていただろう」と考えることがあります。 考えても仕方ないのについつい。 この本に出てくる登場人物もそう。 新人作家の國崎は、大御所作家・森和木ホリーの弟子になったことに疑問を...
「あの時こうしていたら、人生変わっていただろうか」 「こっちじゃなく、あっちを選んでいたらどうなっていただろう」と考えることがあります。 考えても仕方ないのについつい。 この本に出てくる登場人物もそう。 新人作家の國崎は、大御所作家・森和木ホリーの弟子になったことに疑問を持つ。 森和木ホリーの秘書・宇城も出会った頃のホリー先生に言われた「あなたの本当の人生はここにはない」と言われたことが気になっている。 國崎がホリー先生の弟子となり、居候をはじめると、3人の人生が動き始めるのですが、人生って何が起こるか分らないなと思いました。 自分の人生ってどうだっけ?と考えてしまいました。私にとっての魔法のコロッケは何かあったのかな。 この小説では、たくさんコロッケを揚げるシーンが出てくるので、あまりにも食べたくなって読んでいる期間に買いに行っちゃいました。 何はともあれコロッケが食べたくなるのは間違いないです。
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20160208 ホリーという作家のもとに新人作家が住み込みで働く。のほほんという感じであまり好きではない。
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