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初歩から学ぶ水処理技術 の商品レビュー

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2014/03/03

 生命環境科学専攻の中でもとりわけ多岐に渡る分野への関心・興味を研究に応用している『環境学』にも基礎となる技術、情報は常に必要です。『初歩から学ぶ水処理技術』は水質環境を学ぶ人誰もが通る水処理の指標やアプローチを分かりやすく説明してくれます。きれいな水を作るための技術はいまだに発...

 生命環境科学専攻の中でもとりわけ多岐に渡る分野への関心・興味を研究に応用している『環境学』にも基礎となる技術、情報は常に必要です。『初歩から学ぶ水処理技術』は水質環境を学ぶ人誰もが通る水処理の指標やアプローチを分かりやすく説明してくれます。きれいな水を作るための技術はいまだに発展の可能性を秘め、生物処理・化学的濾過、分離などが試行されています。日本の水質環境は洗練された技術と水質汚濁防止法などの規制によって裏うちされ、高い水準を維持していますが、一方で発展途上国の水質汚濁問題は深刻です。ヒトの生活に支障をきたすレベルの地域も存在し、水処理技術への期待は常に高いことが知られています。普段私たちが使っている上水道・下水道を皮切りに、浄水施設でどんな方法が使われているのか、またどのような発展性があるかを簡潔に纏め上げた入門書としては必携の一冊です。溶存酸素と酸素曝気によって活性化する微生物処理は中でも関心深く、微生物たちが生存していく過程で環境の汚濁を取り込んでくれる様は圧巻です。私たちの生活、果ては生命のベースとなる水環境を支える技術とその進歩をぜひ体感してください。 (2013 ラーニング・アドバイザー/生命HAMAJIMA) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1475198&lang=ja&charset=utf8

Posted byブクログ