知力=疑う技術 の商品レビュー
考える力について知りたくて読書。 本書発売当時も今も情報社会と言われていたが、同じ情報社会でも中身に大きな違いがあるように思う。 情報の量に大差はないかもしれない。しかし、質や価値が変わったのではないか。 情報を精査することは当時も今も重要。さらにここへしっかりとした自分の...
考える力について知りたくて読書。 本書発売当時も今も情報社会と言われていたが、同じ情報社会でも中身に大きな違いがあるように思う。 情報の量に大差はないかもしれない。しかし、質や価値が変わったのではないか。 情報を精査することは当時も今も重要。さらにここへしっかりとした自分の軸を持って判断することが必要となる。 選択肢が多いことは喜ばしいことだが、同時に迷いとどれを選んでも後悔がともなう。 自分はこれは好き。これをすれば幸せだ。楽しい。 結局は自分次第であり、精神を図太くすること。心を平にすることを常に考え、努力して獲得することが大切ではないかと感想を持った。 定期的に自己分析等を通して自己客観視を高め、過去の経験と価値観を整理し、見直していく。この作業のほうが新しい情報を得たり、流行を追いかけたりするより優先度が高いことだと思う。 実は社会が成熟して便利になればなるほど妬み嫉妬、常軌を逸したクレーマー、ストーカーなどの迷惑行為は増えるのかなと本書とあまり関係ない部分で考えた。 2003年と比較して日本は成長し、日本人は幸せを感じられるようになったのだろうか。 読書時間:約50分
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私たちの生活になくてはならない情報ではあるが、利用するはずの情報に振り回され、自分自身の軸がぶれてしまっては本末転倒なのである。 こうでなければいけないとか流行に遅れるというメディアからの投げかけに惑わされることなく、疑ってかかり、情報を使いこなせるぐらいにならないと、情報化社会...
私たちの生活になくてはならない情報ではあるが、利用するはずの情報に振り回され、自分自身の軸がぶれてしまっては本末転倒なのである。 こうでなければいけないとか流行に遅れるというメディアからの投げかけに惑わされることなく、疑ってかかり、情報を使いこなせるぐらいにならないと、情報化社会を生きることは難しいのではないだろうか。 メディア・リテラシーとは信じないことではなく、疑うことなのである。
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『「捨てる!」技術』で一世を風靡した著者の、いわば情報版の捨てる技術というべき本。情報が氾濫し、何を信じて何を信じなければいいのかわからない現代人に、信じるべき指針をもたらす。固定観念を打破するとみせかけて、別の固定観念を植え付けようとする、女子高生の制服は校則違反の仕方がみな同...
『「捨てる!」技術』で一世を風靡した著者の、いわば情報版の捨てる技術というべき本。情報が氾濫し、何を信じて何を信じなければいいのかわからない現代人に、信じるべき指針をもたらす。固定観念を打破するとみせかけて、別の固定観念を植え付けようとする、女子高生の制服は校則違反の仕方がみな同じみたいなことになっちゃうのも回避し、とりあえずイラクやアメリカを思うばかりに自分の生活もままならないような、格好つけてるだけの駄目な大人にもならないで、ちゃんと自分の生活を取り戻すための具体例が書いてある。結果・結論は人それぞれだけど、オールマイティーになんでも知らなきゃいけないわけではないわけで。情報化社会を気楽に生きれるようになる本ですね。
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