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シャイローがきた夏 の商品レビュー

4.6

9件のお客様レビュー

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2023/05/06

乱暴者ジャドの元で虐待されて逃げ出した犬と出会った11歳のマーティ。飼い主ジャドの元に戻したら酷い目に遭わされるのは確実で、シャイローと名付けこっそり匿うことに。家族にバレないように自分の食事を削ったり、空缶拾いでようやく貯めたお金で食べ物を買ったりしてシャイローを保護します。シ...

乱暴者ジャドの元で虐待されて逃げ出した犬と出会った11歳のマーティ。飼い主ジャドの元に戻したら酷い目に遭わされるのは確実で、シャイローと名付けこっそり匿うことに。家族にバレないように自分の食事を削ったり、空缶拾いでようやく貯めたお金で食べ物を買ったりしてシャイローを保護します。シャイローの表情や安心して甘えるようになる過程がとてもよい。 シャイローを自分の力で救おうとするマーティと、ジャドがほんの少し互いを理解するのも良かった。単純な勧善懲悪的ストーリーじゃないのもいい。

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2020/08/12

虐待されている犬を助けたい少年、私ならすぐ許してしまいそうだけど、法律、お金などテーマが多岐にわたるいい作品でした。

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2020/08/01

小5息子が夏休みの読書感想文用に自分で探してきた本。読んでみると...めっちゃ深い。これはマジで考えさせられる_φ(・_・

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2019/01/12

これは、子供が捨て犬と一緒に暮らすお話でこの本には犬は道具ではないと言っていたところが感動しました。

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2018/05/02

解説がないので詳細は不明だが、生活の様子から1940から60年くらいの時代設定かな、と思う。  92年のニューベリー賞受賞作。  最近の児童文学はLGBTとか虐待とか、家族の不和とか障害(肉体的障害より、発達障害が多い)とか、様々な問題を盛り込む傾向にあり、上手くまとめられないと...

解説がないので詳細は不明だが、生活の様子から1940から60年くらいの時代設定かな、と思う。  92年のニューベリー賞受賞作。  最近の児童文学はLGBTとか虐待とか、家族の不和とか障害(肉体的障害より、発達障害が多い)とか、様々な問題を盛り込む傾向にあり、上手くまとめられないと、結局何が言いたいのか?ということになりがちだが、92年のこの作品はもっとシンプルで、読者がテーマに集中しやすく、児童文学ってこれくらいで良いのかも、と思った。  虐待から逃げてきた犬と少年の友情と、少年の成長がメインテーマだが、細部がきちんと(しかし過剰にはならず)描かれているため、物語に深みと陰影がある。犬を虐待する男が抱える孤独が描かれているのが良かった。  11才の誕生日にライフルが与えられ、近所の森で自由に撃っていい、動物を虐待するのは飼い主の自由など、ちょっと時代や文化の違いに驚く部分もあるので、解説はつけて欲しかった。解説がないのがこの本の最大の欠点。小学生位だと現代アメリカの話だと思ってしまう。  でも、犬好きだけでなくてもお薦めできる名作。挿し絵も押し付けがましくなくて良い。

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2015/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

飼い主の虐待から逃げてきた犬をかくまい、努力して自分の犬にする少年の話。 始めはただ何の考えもなしに隠して飼っているだけだったけれど、最後にはちゃんと飼い主と交渉して和解して犬を手に入れていくという成長が描かれる。 話自体はとってもいいんですけど、いわゆる「よくある話」で、全体的に冗長に感じる。 また、ひたすら隠したり逃げたりしていた少年が、最後には飼い主と交渉して、労働の対価として犬を譲ってもらうことになるが、その際、その嫌な奴(飼い主)に対して最大の誠意をもって働いている。 とても素晴らしい展開だが、嘘をついて逃げ回っていた彼が、誠実さで人を動かす人物にいきなり変わってしまうことに戸惑いを感じる。 ここにもう少し成長の理由が欲しい。 ストーリーもメッセージも教科書的に感じるが、翻訳のリズムもよいし、「良書」には入るでしょう。 推しです。

Posted byブクログ

2015/06/20

1993年に「さびしい犬」という題名で邦訳されたが、絶版になっていて、翻訳、イラストを新たに再刊したとのこと。 岡本順さんの描くシャイローがかわゆうて。 是非映像で観てみたい。ジャドはノーマンやな。うひひ。

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2015/05/06

ある日11才の男の子マーティーは小さなビーグル犬に出会います。この犬はどうやら乱暴者で知られているジャドのところから逃げてきた犬でした。ジャドがこの犬を虐待していることを知ったマーティーは、この犬にシャイローと名づけて匿います。小さな犬を守りたいという思いと家族に秘密を持つことで...

ある日11才の男の子マーティーは小さなビーグル犬に出会います。この犬はどうやら乱暴者で知られているジャドのところから逃げてきた犬でした。ジャドがこの犬を虐待していることを知ったマーティーは、この犬にシャイローと名づけて匿います。小さな犬を守りたいという思いと家族に秘密を持つことで感じる心の痛みの狭間で揺れる思いを丁寧に描いています。嘘が破綻したあとに、家族がマーティーにどのように向き合ったか、そしてジャドが納得のいく形でシャイローを引き取れるようにしていく、その誠実な様子は心に響きます。

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2014/11/04

11歳の誕生日に猟銃をもらったマーティーは、近所の荒くれな猟師・ジャドに乱暴に扱われているビーグル犬をかくまう。シャイローと名付けてこっそり可愛がっていたが、隣の家の犬に襲われ、けがをしてしまう。ジャドにも見つかってしまう。 シャイローを譲ってもらいたいマーティーは、密猟している...

11歳の誕生日に猟銃をもらったマーティーは、近所の荒くれな猟師・ジャドに乱暴に扱われているビーグル犬をかくまう。シャイローと名付けてこっそり可愛がっていたが、隣の家の犬に襲われ、けがをしてしまう。ジャドにも見つかってしまう。 シャイローを譲ってもらいたいマーティーは、密猟しているジャドと取り引きをする。 11歳の少年が初めて経験する嘘、取り引き、労働。ラストは、感慨深い。

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