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神様の裏の顔 の商品レビュー

3.7

97件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2015/01/30

横溝正史ミステリ大賞受賞作。 元お笑い芸人という経歴はやはり気になるところ。 テンポがあって読み易かった。舞台作品っぽい。

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2015/01/13

神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。 amazonより・・・ とても読みやすかった。語り手が変わって話が進んでいく。 ま...

神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。 amazonより・・・ とても読みやすかった。語り手が変わって話が進んでいく。 まさか最後そうなりますかぁ?!!

Posted byブクログ

2015/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。 【あらすじ】 人格者であり人望も厚かった校長先生が亡くなった。通夜には幅広い年代の人達が集まり、先生との思い出を巡らせていた。しかし、各々が僅かに感じていた蟠りを紡ぎ合わせていくと、人格者らしからぬ裏の顔が明らかになっていく。 【感想】 冒頭は娘や元生徒、アパートの店子といった様々な登場人物が先生との思い出を語る構成になっている。その中で各人物の過去や性格が上手く肉付けされており、序盤から読みやすかった。どの人物もヒトクセある過去が設定されており、イメージが残りやすいのも良かった。 タイトルからしてどんな展開になるか予想出来るのは仕方ないが、ある程度情報が提示されてもまだ結構なページ数が残っていたので、「これは◯◯が犯人」と思ったらその通りになってしまった。尺の残りがわかりにくい媒体(ゲームとか)だったらもっと驚いてたかも。 あと、推理小説ではないので仕方ないのだが、レトリックによる錯覚が使われているので読後に蟠りが残った。

Posted byブクログ

2015/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ところどころ、思わず笑ってしまう台詞があって、 でも、笑わそうとしているな、と感じて笑えないこともあって、 妙に気になったりもしました。 話は二転三転して、どんどん進んでいくので、 気軽に読み進めます。 ただ、最後の落ちは、たぶん、好みが分かれるのではと思います。

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2015/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

神様のようだと言われた人物の通夜の席での二転三転するストーリー。真実にはたどり着いたけど、「最後の設定」は無くても十分に楽しめたので蛇足だったように感じて惜しい気がする。登場人物もある程度の人数が出てきたが、混乱することもなくスッキリ読めた。他の作品も読んでみたい。

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2014/12/17

ひょぇ~! 「なんぼなんでも、このままでは終わらんやろうなぁ」と思ってたら、「それどころか・・・」との展開に。 いやぁ、面白かった!

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2014/12/13

最後にドンデン返しのドンデン返し!面白いことは面白いのだけど、人物に納得いく部分が少なくて、読後感は悪い。

Posted byブクログ

2014/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誰からも愛され、慕われていた元校長先生の坪井。 誰もが彼の死に涙を流す。なぜそこまで?と思っていたが、 だんだんと交流のあった人たちの話題から不穏な流れになっていく・・・ 人って2面性があるよな~どころじゃない感じに。 だけど、まだ最後の方で流れが変わっていって。 とにかくどんどん先を読みたくなる面白い本でした。 これからも藤崎さんの本は読んでいきたいかも。

Posted byブクログ

2014/11/20

亡くなったのは神様のような人徳者。通夜に訪れる人々は口々にいかに故人が立派だったか、それぞれに思い出話を交わす。しかし、みんなの話を繋ぎ合わせると、神様のように思われていた故人の恐るべき裏の顔が、、、。横溝正史ミステリ大賞受賞作。構成が非常に巧みで、ぐいぐいと引き込まれます! 例...

亡くなったのは神様のような人徳者。通夜に訪れる人々は口々にいかに故人が立派だったか、それぞれに思い出話を交わす。しかし、みんなの話を繋ぎ合わせると、神様のように思われていた故人の恐るべき裏の顔が、、、。横溝正史ミステリ大賞受賞作。構成が非常に巧みで、ぐいぐいと引き込まれます! 例えるなら小気味のよい舞台を見ているような!

Posted byブクログ

2014/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大勢の人から慕われていた坪井誠造先生の通夜に出席した 故人と関係のあった人々の出来事の物語。 人間であるからには、どんなにいい人に見える人でも いい面と同じ質量で反対方向のベクトルを 併せ持っているはずだと思っている私。 中学教師から小学校の校長まで熱血先生、 そして退任されてからもNPOの活動で教育に携わり 大勢の生徒にはもちろん、近所の人 はたまた自分が経営するアパートの住人にまで優しい。 なあんて、出来すぎた感ありありなんだもの何かあるはず! と、お通夜にきた人々の会話に一緒になって 耳をそばだて、悪いところを暴こうとしてしまいました。 そして最後でこの表題の意味がわかるのですが…。 そうきましたか~と…すっかり騙されました。 藤崎翔さん。元お笑い芸人さんだけあり 読み始めて引き込まれたあとの本の中に流れるテンポが、 漫才の掛け合いのようにポンポン先にいってしまうので いつもはゆっくり読む私が、 文章に引き摺られダダダダと足早に読んでしまいました。 それだけでなく、さすがお笑いの人と思わせる オモシロが散りばめてあり。 「通夜ぶるまい」の聞き間違いにハマってしまい、 座布団三枚!と思ってしまった一冊です。 坪井先生のダメベクトルはそこだったのですね。 不完全な所の影響が、とんでもないことになってきてますが 神様じゃないんだから仕方なかったのかも知れませんね…。

Posted byブクログ