ジョン・フルシアンテ・スタイル の商品レビュー
ジョンが復活してからの2枚のアルバムから比べて,Stadium Arcadium はずいぶん違和感があるなと感じていた. ジミヘンとツェッペリンを足したまた別のバンド,という違和感. (良いか悪いか,と聞かれれば手放しで良い) 他の雑誌でしきりにスピーカの話をしていたのを読んで...
ジョンが復活してからの2枚のアルバムから比べて,Stadium Arcadium はずいぶん違和感があるなと感じていた. ジミヘンとツェッペリンを足したまた別のバンド,という違和感. (良いか悪いか,と聞かれれば手放しで良い) 他の雑誌でしきりにスピーカの話をしていたのを読んでも まだその音作りに納得できない点を感じていた. そんな思い出この雑誌を読んでみたら, テープリールの回転速度を変えたり 録った音をシンセでエンベロープしたり ギターだけモノスピーカー(右 or 左 に完全に寄せる)にしたり と60〜70年代の実験的な音作りを踏襲していたらしい. 様々な楽器や機材,エフェクトがある時代で, ストラトをマーシャルに放り投げるだけのシンプルな曲作りを土台にして ギターサウンドを構築するこだわりに凄まじさを感じた. (「母乳」のころから変わってない) 彼がまた孤高の世界に戻ったことが惜しまれる. (新しい取り組みも楽しみだけど)
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