1,800円以上の注文で送料無料

医者よ、老人を殺すな! の商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 年をとればとるほど医者が信用できなくなる理由がわかりました。①赤ちゃんや幼児を知らない小児科医は存在しないが、老人を知らない老人科の医者は存在している ②日本の医療は老人を診ていない。視野に入れていない。あまりに老人のことを知らなさすぎる。③70歳も40~50代の中高年と同じ範疇に。(実際は、70歳と80歳は同じ老人ではないし、同じ80歳でも多様性が)④現代医学の基本は予防医学と臓器別診療。予防医学は病気でない人が対象、予防医学常識(禁煙、運動、食事制限など)は老人に通用しないことがある。など。 確かに、高齢者が急にライフスタイルを変えると危険な場合がありますね。一方で、老人のサロンになっている病院がありますが、話を聞いてくれる医者の人柄が人気、心を診て身体を治す老人の「名医」かも。著者も、(高齢者には)遠くの名医より近くの親切な医者を薦めています。 和田秀樹 著「医者よ、老人を殺すな!」2014.10発行。  和田秀樹「医者よ、老人を殺すな!」、2014.10発行。私流に要約しますと: ①日本の医療は老人(特に70代後半から80代)を診ていない。そして精神科(せん妄、うつ病)をオマケ扱いに。②老人は心と身体が密接につながっている。老人の名医は、心を診て身体を治す。③血圧や血糖値を下げ過ぎてはいけない。④遠くの名医より、近くの親切な医者が本人にとっての名医。⑤高齢になるほど、薬は最小限にとどめる。

Posted byブクログ

2014/10/29

1996年に出版された「老人を殺すな!」の全面改定版。 老人医療の現実が20年前と基本的に変わっていない、と同時に20年前に唱えた内容も間違っていなかったという趣旨で、その当時はセンセーショナルな内容も含まれていたと思われるが、現在では、医学界、医療の内実がずいぶん暴かれるように...

1996年に出版された「老人を殺すな!」の全面改定版。 老人医療の現実が20年前と基本的に変わっていない、と同時に20年前に唱えた内容も間違っていなかったという趣旨で、その当時はセンセーショナルな内容も含まれていたと思われるが、現在では、医学界、医療の内実がずいぶん暴かれるようになったり、立場の違う考え方も多数出版されているので、さほどインパクトのある内容ではない。 和田氏の一層の辛口と批判を期待していただけに、やや拍子抜けの感は否めない。

Posted byブクログ