サスティナブルシティ ニューヨーク の商品レビュー

田中めぐみ(著者)

2019/05/26

2013年に書かれた本だが、発見が多い本だった。ニューヨークがサスティナブルを目指して本気で取り組んでいる印象がなかったから、正直驚いた。今も同じなのだろうか？日本人よりも、ニューヨーカーの意識の方が高いことに驚いた。日本人はなにをやってるんだろう。一番やりたいなぁと思うのは、マンションでの野菜製作。できる範囲で自然と向き合うことで、生活と心の豊かさの情勢につながるんじゃないかなと思う。ニューヨークに限らず、日本でもできることはたくさんあると思った。まずは自分ができることは何かを考え、少しづつでも取り組んでみたい。勉強になった。

2014/01/01

限られた資源の中、持続可能な発展を進めるためにはどうすれば良いか、そして、実際にどのようにしてそれを大都市で実践しているのかについて書かれている。題材は表題の通り、ニューヨーク。
地域や都市にかかる問題は、役所などの比較的力があると考えられるアクターが解決に乗り出す。しかし、それらのアクターも力に限界がある。そのため、NGO、NPOなどの小規模な市民組織から働きかけ、これらの組織と役所や企業が協同することで、地域や都市の課題に取り組む。こうした事例が、ニューヨークにおいて、多くの分野で行われていることを本書は示している。
このような取り組みの事例については、日本の自治体において、類似事例に対処する際に参考になるのではと考えられる。従って、自治体職員にとって、本書を読むことは有益になると言えるだろう。