刑事マルティン・ベック ロセアンナ の商品レビュー
冒頭の夏の美しい運河沿いの穏やかな風景から、発見のシーンが印象的。彼女はどこから来て、なぜ殺されたのか。 妻の小言に悩まされ、コーヒーで胃もたれしている刑事マルティン・ベックと個性豊かな同僚たちの地道な捜査に、惹きつけられる。 合間に挟まるスウェーデンあるあるの描写も面白い。 素...
冒頭の夏の美しい運河沿いの穏やかな風景から、発見のシーンが印象的。彼女はどこから来て、なぜ殺されたのか。 妻の小言に悩まされ、コーヒーで胃もたれしている刑事マルティン・ベックと個性豊かな同僚たちの地道な捜査に、惹きつけられる。 合間に挟まるスウェーデンあるあるの描写も面白い。 素敵な新訳。
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アマプラで観た映画「別れる決心」3回観ました。セリフもストーリーも分かっているのに痺れます。 この監督が「私が好きなスウェーデンの推理小説、警察官のマルティン・ベックシリーズのような、私好みの性格の刑事キャラクターが登場する映画を作りたいと思いました」と公言していて、映画の中でも主人公の部屋に本が積んであるので読みたくなって。 スウェーデンには昨年の春(妄想で)行ってきた国なので、そんなところも親近感です。 調べてみたらこのシリーズの4作目が特に面白いらしいので、そこまでは読んでみようと思います。
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1965年に発表されたこの作品の舞台は1964年スウェーデン。日本は東京オリンピック。ちょうど60年前なのに全く古さを感じないことに驚いた。まるで刑事ドラマを見ているような地味な捜査と成果の出ない時間。映像がまるで見えているかのように読んだ。 ロセアンナ。本当はどんな女性だったのか? 犯人の犯行動機も当時彼女がどういう女性に見られていたかという点は現代と価値観が違いそう。新訳は10巻中5巻で打ち切りとのこと。リアリティがあって面白いので、シリーズは読んでみようかな。
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刑事マルティン・ベックシリーズ、第一作目。運河の閘門で女性の遺体が見つかった。全く手がかりの無いところから、ベックと同僚たちの、地味な捜査が始まる。疲労困憊しながらも犯人を追う姿が感動的でさえある。60年代の時代背景を感じながらも、色褪せないストーリー展開である。
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身元不明の女性の死体がが見つかり、捜査が進むという刑事小説であるが、全体的に退屈で特に女性の身元が判明するまでとおとり捜査の部分があまりにも退屈で、捜査全体も、ずっと足踏みしている印象をうけた。シリーズものだか次の刊は当分読まないだろう
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初めて読んだマルティン・ベック。スウェーデン語からの新訳だからなのか55年前の作品にしては古びた印象はあまり受けなかった。
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刑事マルティン・ベックシリーズの1作目です。シリーズとは知らず、4作目の〝笑う警官〟を先に読んでしまったので、1作目から目を通してみることにしました。 物語は川から女性の遺体が引き揚げられる場面から始まります。被害者の身元も、犯人の手掛かりも全くありません。全くなにもないゼロの状...
刑事マルティン・ベックシリーズの1作目です。シリーズとは知らず、4作目の〝笑う警官〟を先に読んでしまったので、1作目から目を通してみることにしました。 物語は川から女性の遺体が引き揚げられる場面から始まります。被害者の身元も、犯人の手掛かりも全くありません。全くなにもないゼロの状況から、ひとつひとつ小さな事実を積み重ねていく、地道な捜査だけで事件を解決します。警察小説なので、驚くようなトリックも、神がかり的な推理も、不意打ちのようなどんでん返しもありませんが、むしろなかなか捜査の進まないもどかしさが、この小説の魅力になっているといえますネ。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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ロゼアンナじゃなくてロセアンナになった。 ということでマルティン・ベックシリーズ新訳第ニ弾。 ただしシリーズとしては第1作目。 第4作『笑う警官』(既述)を読みなおしたあとだと、 まだこの時点では切れ味があまりよくなかったんだな、と感じてしまう。 謎解きが主で、描写の小ネタがき...
ロゼアンナじゃなくてロセアンナになった。 ということでマルティン・ベックシリーズ新訳第ニ弾。 ただしシリーズとしては第1作目。 第4作『笑う警官』(既述)を読みなおしたあとだと、 まだこの時点では切れ味があまりよくなかったんだな、と感じてしまう。 謎解きが主で、描写の小ネタがきいていない。 とはいえ後半の勢いはさすが。 こういう犯人像、このころは新しかったのかな。
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角川映画の「犬神家の一族」が公開される少し前から、横溝正史に夢中になり、東宝のシリーズも松竹の「八つ墓村」も全て見た。鹿賀丈史の「悪霊島」も見た。 そして、西田敏行主演の「悪魔が来たりて笛を吹く」も見たのだが、その宣伝で西田敏行がラジオでパーソナリティを務める番組があり、森山周一郎が渋い声で、角川文庫マイ・シューバルとペール・バールーのマルティン・ベックシリーズを宣伝していた。 その時は、興味はあったが、手は出さず、結局一冊も読まずに今まで来たのだが、最近、「ドラゴンタトゥーの女」を読んでから、翻訳物を読む頻度が増え、このシリーズの一作目の新訳を手に取ったのだ。 40年くらい前に、出た作品の新訳なのだが、最初はどうにもじれったい。被害者の身元さえなかなか判明しないのだ。 しかし、クライマックスは、怒涛の展開。 ネットで調べてみたら、十作あるのに、五作しか新訳されないらしい。 残念である。
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警察小説の金字塔と言われるシリーズのこれが第一作ということで。アメリカの87分署シリーズに影響を受けたスェーデンのこのシリーズ、「笑う警官」という作品が名作として有名なのだが第一作目にしてスタイルが確立されていることが分かった。スエーデンの観光名所である運河で見つかった女性の遺体...
警察小説の金字塔と言われるシリーズのこれが第一作ということで。アメリカの87分署シリーズに影響を受けたスェーデンのこのシリーズ、「笑う警官」という作品が名作として有名なのだが第一作目にしてスタイルが確立されていることが分かった。スエーデンの観光名所である運河で見つかった女性の遺体を巡る地道な捜査の記録。主人公も至って普通の人間だし周囲にもスーパマンはいない。何も進展しない時間が長々と過ぎたりするし、ミスがあったり生活くさかったり。それでも中だるみせずにじわじわと犯人に迫って行く刑事達。既に古典の域だけど全く色褪せていないところも見事。面白かった。
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