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第十四世マタギ の商品レビュー

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2015/07/27

秋田県の山深い里・比立内で第14代のマタギとして活躍された松橋時幸氏の半生を追ったルポです。 時幸氏はマタギの他、農業、林業を営み、川に魚を追い、旅館も営むという方。 その生活は自然と共に暮らすなんて言う生半可なものではなく、自然への畏敬、恐怖、しきたりという名の保護、野獣から集...

秋田県の山深い里・比立内で第14代のマタギとして活躍された松橋時幸氏の半生を追ったルポです。 時幸氏はマタギの他、農業、林業を営み、川に魚を追い、旅館も営むという方。 その生活は自然と共に暮らすなんて言う生半可なものではなく、自然への畏敬、恐怖、しきたりという名の保護、野獣から集落を守る気持ち、色々な思いがないまぜになったものです。 そして、山深い集落に押し寄せる時代の波、生活様式の変化、行政の束縛、高齢化、過疎…。 その中でマタギとしての矜持を保ちながら、変化に適合していこうという姿。 話は戦中から昭和60年頃まで。既に半世紀が経過しており、時幸氏もなくなりましたが、今は婿さんが15台を継ぎ、松橋旅館も営業中です。一度行ってみたいなぁ。

Posted byブクログ