子供はわかってあげない(上) の商品レビュー
「このマンガがすごい 2015」で紹介されていたので読んでみた。ラブコメをベースに、ミステリーとオカルトテイストを入れた不思議な作品。一気に上下巻読み切ってしまった。随所に盛り込まれた小ネタがツボだった。
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ゆるーい感じに見えますがなんかわりと重量級の要素ぶっこんできてる。 でも上巻だけだとまだわからぬなー。
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読み切りの脱力系コメディと思いきや、なんと今時しっかりとしたストーリーのある、まるで1本の邦画のような「ボーイミーツガールの夏休みの冒険長編」だった。はぐらかしはキャラクターの掛け合いのセリフくらいで、脱力どころか全力で成長していく主人公たちがまぶしい。
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色んな要素ぶっこんでるのに、いい意味でサクサクサクサク読める!たぶん皆の会話が流れるようで、漫画と読者の間に抵抗が全くないから。 そして挟んでくる小ネタに(炎のチャレンジャーw)笑う。朔ちゃん門司くん筆頭に、キャラと友達になりたいと思える漫画。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
実の父は新興宗教の教祖、クラスメイトの兄はおかまの探偵など、「こんなこと現実にあるわけない」と読者や作者が少しでも思ってしまったらあっけなく崩れてしまいそうな、とんでも設定の世界。 明け方の夢みたいに、本当か嘘かわからないまま、物語は進んでいく。本当か嘘かわからないなら、いっそ遊んでみよう、乗ってみよう、そう思わせるのに一役買っているのが本作に頻繁に登場する言葉遊びだ。「子供はわかってあげない」というタイトルも、文頭の「子供はわかって」から想起される「くれない」という予想をさらっと裏切って「あげない」と結び、言葉の主体を反転させている。日本語はフラットな構造でありながら、最後に丸ごとひっくり返される怖さを持っている。その危うさを、いっそ楽しんだらいいのかもしれない。それがこの物語を楽しむ姿勢にも繋がる。物語後半は、バトンを渡すことと、好意を伝えることの大切さがシンプルに描かれる。前半の捻りまくった展開とはまた違った楽しみ方ができるとおもう。
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