競争戦略 の商品レビュー
ー 「売上-費用」という利益式の背後にある、事業の収益性を左右するロジックは、シンプルです。それは「他者ができない価値があるものを提供できるかどうか」です。もう少し踏み込んでいえば、取引相手にとって、①その製品サービスを取引する必要度が高いほど、また②その取引の代替手段が少なくな...
ー 「売上-費用」という利益式の背後にある、事業の収益性を左右するロジックは、シンプルです。それは「他者ができない価値があるものを提供できるかどうか」です。もう少し踏み込んでいえば、取引相手にとって、①その製品サービスを取引する必要度が高いほど、また②その取引の代替手段が少なくなるほど、その事業の収益性は高くなります。取引相手にとっての自社の必要性と代替性が、事業の収益性を左右する基本条件となるのです。 ー 今さら競争戦略なんて…と思いながら読んだけど、意外と面白かった。必要性と代替性の切り口から、取引のパワーバランスの分析を行なって、実際のビジネスを組み立てていく、という具体的な説明は学ぶものが多かった。フレームワークが有名なので、大体分かってるつもりでいたけど、奥深い世界だなと感じた。 “そもそも我々は誰と競争しているのか”、という問いは常に確認する必要があり、気が付いたら相手が変わっていて、全然違うところを見ている可能性があり、そこんとこを考えさせられた。
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企業経営に「戦略」をこね回すことなど、ホントに必要なのでしょうか?ポーター先生の理論を仔細に知ったところで、過去の成功企業の体験をふむふむと納得する手助けにはなっても、不可知の未来に対し、飛ぶべきか飛ばざるべきかの意思決定の支えにはならないでしょう。
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初学者には難しいかもしれない。 6プレイヤーズ・モデルやヴァリュー・ネットを取り扱いは有用。ただし、もう少しそれに至るまでの基礎的な概念整理があれば、もっとわかりやすい。
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ポーター、ミンツバーグなど著名人のモデルや論理を元に最近の日本企業の経営戦略の立て方を説く。基本的な理論の理解、整理には丁度良いかも。
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