やなせたかし おとうとものがたり の商品レビュー
やなせたかしが、弟との思い出を詩で語る。 父親が死んだ、自分が5歳・弟が3歳のときから始まる。それからの伯父夫婦との生活や弟との生活が語られている。最後は、戦争で死んだ弟を含む柳瀬家の墓参りで終わる。その後には、詩のまとめ・詳しい説明がある。 弟との差に劣等感を感じつつも、弟を自...
やなせたかしが、弟との思い出を詩で語る。 父親が死んだ、自分が5歳・弟が3歳のときから始まる。それからの伯父夫婦との生活や弟との生活が語られている。最後は、戦争で死んだ弟を含む柳瀬家の墓参りで終わる。その後には、詩のまとめ・詳しい説明がある。 弟との差に劣等感を感じつつも、弟を自慢に思う。戦争で海に散った弟を、海を見、海水に触れながら、やなせたかしの中では幼いままの弟を思い出す。
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「かなしみははるかにおくれてやってくる」 さすが、やなせ先生の残した言葉は洗練されてますなあ。 というか、戦争を生き延びた人には、頭があがりません。 白黒で表現された絵は、ささっと描いた風に見えるが、レイアウトもバランスも計算されつくされたデザインで秀逸。
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