風味さんじゅうまる の商品レビュー
主人公は中学生女子、美術部で老舗和菓子店の娘。 新しい地域イベントに向け、新作の和菓子を作っていく。その個性的で温かい家族模様、部活の中でうまくいかない思いを抱えながらも、自分の道を見つけていこうとする姿が、清々しい。 小学校高学年でも読めるが、『たまごを持つように』や『最強の...
主人公は中学生女子、美術部で老舗和菓子店の娘。 新しい地域イベントに向け、新作の和菓子を作っていく。その個性的で温かい家族模様、部活の中でうまくいかない思いを抱えながらも、自分の道を見つけていこうとする姿が、清々しい。 小学校高学年でも読めるが、『たまごを持つように』や『最強の天使』の方が共感できるかも。
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和菓子が食べたくなるので注意! 。 商品ラインナップを変えずに、日々粛々と 家族で切り盛りしてきた老舗和菓子屋「一斗餡」。 このたび、シュガーロードグランプリと呼ばれる 新作お菓子のコンテストに挑戦することになり… 和菓子職人の修行に出たはずの長男の出戻り、 嫁姑問題の勃発、 新作作成にのめりこみ周りが見えなくなる父。 果たして新作はコンテストまでに間に合うのか? 久しぶりに児童書を読むと、 ルビの多さにびっくりしますね。 和菓子が好きなので、手に取った本なのですが、 あまり和菓子はクローズアップされていなくて、 そこが残念でした。 洋菓子店でも置き換え可能となると、 なんで和菓子屋さんにしたのかなと思ってしまう。 児童書なので、重たすぎるテーマもあれですけど 少し物足りない感。 和菓子を食べたい気持ちだけが残った。笑
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そーいや風味絶佳ってどういう意味だっけ? っと思って調べると、ふつーに、とてもおいしいっていう意味だった。 表紙のまるまるとしたあんこが最高だ。 上のまるいのは、お盆に載ったカステラなのかと思って いたんだが、なるほど、あんのなかにカステラが入ってるのね。風味さんじゅうまるなのね。 小さいけれど老舗和菓子のお店の娘。けれどお菓子をつくるのは兄と父親メイン。お菓子作りの青春もの、ではない。これっくらいの年だとありがちな、ひとつところに没頭しすぎて、周りがみえてなくて、爆発しちゃって、あとから考えると自分がメッチャ恥ずかしくて、 でも素直に謝るのもできなくて、もんもんとする、とゆーお話。 登場人物ひとりひとりに、感情や考えがあって、 でもなかなか簡単にはその内側はみえなくて、(でもきっとそれはあたりまえのことなんだ)結局決めるのも 進むのも自分。 でも、その最初の一歩を踏み出すために、周りの人の ちょっとした一言だったり、まなざしだったりが、 必要なことだってあるんだ。 松村さんの喜び爆発シーンが笑えた。 「黄色いなにかが転がってきた」だって。 おもしろすぎる。 そして、風味さんじゅうまる、もだが、 小鳥のおまんじゅうも、モンブランも、カスシュールも、 食べたすぎる~~~~!! やはりまはらさんの中高生ものはよいですなあ。
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和菓子の老舗「一斗餡」。看板娘は主人公の風味のおばあちゃん、カンミ。可愛いエプロンをしてお店に立ちます。昔からの味を守る一斗餡ですが、最近はあまり活気がなく。そんな時町会長さんから、長崎街道のお菓子屋さんが集まって、人気コンテストを行うグランプリに参加しないか、と誘われます。お父...
和菓子の老舗「一斗餡」。看板娘は主人公の風味のおばあちゃん、カンミ。可愛いエプロンをしてお店に立ちます。昔からの味を守る一斗餡ですが、最近はあまり活気がなく。そんな時町会長さんから、長崎街道のお菓子屋さんが集まって、人気コンテストを行うグランプリに参加しないか、と誘われます。お父さんは乗り気ではありません。 ところが、カンミが入院したことをきっかけに、和菓子職人を目指して修行中のお兄さん北斗とお父さんは、新作和菓子を作り、グランプリに参加することにします。 美術部で、仲間とちょっとトラブッている風味は、2人の手伝いをしながら、おじいちゃんが昔作ろうとした、和菓子の話を思い出します。 餡子の香りがしてきそうな小説。
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長崎街道、伊藤伝右衛門邸でも話題の今旬の飯塚が舞台です。飯塚の詳細な描写や小倉までの街道筋の実在の地名いりの描写は、さすがご当地の作者さん。 知ってる人は、屋号にも覚えがあってうれしいはず。 …以降はネタバレです。 方言の使い方もまさにネイティブ。カンミさんの「つまるもんか」や典子さんの「~してから!」の使い方か絶妙。県外の人がニュアンスがわかってもらえるとうれしいな。 お話は老舗和菓子屋の娘、風味の成長物語。イケメンで才能あるのでの兄への淡い嫉妬や、部活内の葛藤 、グランプリにあわせた新作和菓子の開発などをとおして描かれる。YAだが、カンミの昔の友人のおばあちゃんや、カンミの病院スタッフの父親のもと炭坑夫のおじいさんのエピソードが話に深みをあたえています。 カンミさんのおじいさんに対する「それはご苦労様でした。」のセリフと行動にぐっときた。その土地で生活する人たちと共に生き、その人たちのお陰さまで生き 、その人たちのために菓子をつくってきた、代々の心が凝縮されているように感じた。 余談ですが、落盤事故を教えてくれたのは、私が聞いた話は、改行します… タヌキと聞いたことがありますよ。(^^)
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和菓子屋「一斗餡」の娘、風味がとても可愛い(*^^*)兄の北斗の進路問題、祖母の病気、お菓子のグランプリに出す新作和菓子の開発、炭鉱の仕事の話、風味の部活と恋などなど盛りだくさん!(^^)そして最後にはやっぱり風味さんじゅうまるが食べたくなる(*゜Q゜*)
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「風味さんじゅうまる」 まはら 三桃 老舗の和菓子屋一斗餡の娘、黒砂糖系の風味を中心に、和菓子職人修行中の兄、上白糖系の北斗たちの日常が、おいしそうな和菓子とともに描かれている。 新商品の開発を通して、北斗たちの気持ちが変化していく様子は、とても清々しい。 本の中に出てくる和菓子...
「風味さんじゅうまる」 まはら 三桃 老舗の和菓子屋一斗餡の娘、黒砂糖系の風味を中心に、和菓子職人修行中の兄、上白糖系の北斗たちの日常が、おいしそうな和菓子とともに描かれている。 新商品の開発を通して、北斗たちの気持ちが変化していく様子は、とても清々しい。 本の中に出てくる和菓子がどんな味かを想像するだけでも楽しめる。 【福崎町立図書館】
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老舗の和菓子屋「一斗餡」が舞台の成長物語。 和菓子メインの話ではあるけれども、炭鉱の話や、風味の部活、兄の進路、色々てんこ盛りな印象。 でも、新作を作っていく過程やネーミングのところは読んでいてワクワクした。 一斗餡の新作和菓子、食べてみたい。すごくおいしそう。
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和菓子屋の跡取りである兄が道を決意する件、祖母が和菓子屋に誇りを持つ生き様、妹・風味の部活の件、創作和菓子作りの苦労、筑豊炭鉱の件、などなどエピソードがテンコ盛りで、どこに注目してよいのやら戸惑いもありましたが、和菓子屋一家の奮闘物語として凝縮されたと言う事でしょうか。もっと掘り...
和菓子屋の跡取りである兄が道を決意する件、祖母が和菓子屋に誇りを持つ生き様、妹・風味の部活の件、創作和菓子作りの苦労、筑豊炭鉱の件、などなどエピソードがテンコ盛りで、どこに注目してよいのやら戸惑いもありましたが、和菓子屋一家の奮闘物語として凝縮されたと言う事でしょうか。もっと掘り下げた話作りも可能なのでしょうが、児童書でこのページ数の制約なら仕方ないかな。創作和菓子のネーミングのくだりが良かったと思います。
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老舗菓子店・一斗餡にお菓子のグルメグランプリ・SS1の出場に向け新作を考案中。跡取りの兄・北斗、高校生の風味、それぞれの成長をグランプリを通して描く。
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