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あんな作家 こんな作家 どんな作家 の商品レビュー

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2017/12/18

阿川佐和子さんの初期の仕事。なので、登場する人はとても若い時の話であったり既に亡くなっている人も沢山。村上龍、山田詠美、大沢在昌が新進気鋭のころの風景って感じかな。とても賑やかだなという印象。阿川佐和子さんというフィルターを通して描く形式で対談でやりとりがそのまま収録されていると...

阿川佐和子さんの初期の仕事。なので、登場する人はとても若い時の話であったり既に亡くなっている人も沢山。村上龍、山田詠美、大沢在昌が新進気鋭のころの風景って感じかな。とても賑やかだなという印象。阿川佐和子さんというフィルターを通して描く形式で対談でやりとりがそのまま収録されているというわけではない。阿川さんという人柄が、描かれる人のいいところ、面白いところを引き出し拾っているようで建設的な気分にさせてもらえる。人の印象の持ち方という意味でも勉強になるんじゃないかな。たくさんの著者が紹介されているので、この本から入って、著者に好感を持ちつつ作品が読めたらいい感じで読めると思う。

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2016/11/22

清水義範の解説にある「阿川さんはパスティーシュもするのである。それがうまい。」を読んで、頭に戻った。なるほど。 1991 年まで行われたインタビューからできた本が、2014 年に別の出版社で再版というのがすごい。

Posted byブクログ

2016/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

阿川佐和子さんによる、様々な作家のインタビュー集。 返還期日が迫っていたこともあり、知っている作家の章のみ読んだ。(そしたらほとんど読まない結果に、、) 阿川さんって謙虚なところが良いよね。インタビュアーって、相手に寄り添って、相手のことをよく知っておいて、それでいて奢らない人こそが向いているんだろうなあって思う。

Posted byブクログ

2014/10/02

ブログに掲載しました。http://boketen.seesaa.net/article/406404578.html 週刊文春の「阿川佐和子の、この人に会いたい」は開始から21年、1000回を超えた。政財界から芸術・スポーツ・芸能まで、右も左もジャンルも問わない。あるときはする...

ブログに掲載しました。http://boketen.seesaa.net/article/406404578.html 週刊文春の「阿川佐和子の、この人に会いたい」は開始から21年、1000回を超えた。政財界から芸術・スポーツ・芸能まで、右も左もジャンルも問わない。あるときはするどくツッコミ、あるときは掛け合い漫才のようなやりとりに大笑い。対談・インタビュー芸の傑作。 阿川はこの蓄積をもとに『聴く力』を書き、100万部を超える大ヒットとなった。… 本書はその阿川が、1986~91年の5年間『IN★POCKET』(講談社)に連載したインタビュー集。 活字の仕事はこれが初めてという、対談・インタビューの名手の原点。 栴檀は双葉より芳しということばがあるが、まさにこれがそう。 まだ30代前半の阿川が、そうそうたる作家たち57人にインタビュー。さらりと風貌やクセをスケッチ、いきいきとしたやりとり、クスリと笑わせられるユーモア…。 むかし山本夏彦は向田邦子を評して「突然あらわれてほとんど名人である」と絶賛した。それを真似て「阿川佐和子のインタビューは突然あらわれてほとんど名人である」といおう。

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2014/10/13

親本は1992年講談社から。 1986年から1991年にかけて57人の作家におこなったインタビューにもとづくエッセイ。短い文章のなかに、相手の風貌や発言だけでなく、ときに作品の文体の特徴まで模写して詰め込むという名人芸。 四半世紀を経ていまだ現役の作家も多いが、さすがに故人も増え...

親本は1992年講談社から。 1986年から1991年にかけて57人の作家におこなったインタビューにもとづくエッセイ。短い文章のなかに、相手の風貌や発言だけでなく、ときに作品の文体の特徴まで模写して詰め込むという名人芸。 四半世紀を経ていまだ現役の作家も多いが、さすがに故人も増えつつあるし、若い人が読むと昭和の終わり頃はそういう作家がもてはやされていたのか、と新鮮かもしれない。

Posted byブクログ