クララ先生、さようなら の商品レビュー

ラヘル・ファン・コーイ(著者),石川素子(訳者),いちかわなつこ

2021/08/21

担任の先生の死に向き合う子どもたち。死から遠ざけようとする大人。そこにも共感できる理由。日本にありがちなクラス全員で！！という美談にしようとしないところが、いい。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️#クララ先生さようなら
#児童書　#まちライブラリー

2021/06/27

いきなりもう見るからに先が長くないとわかるほどの先生の登場で驚いた。

こんなに慕われる先生、いいなあ。

ずっと辛い気持ちで読んだけれど、死後について、生まれ変わる、天国に行く、すべて終わり、と人それぞれの考えが書かれていたのはよかった。

でも、私からは子どもには勧めないと思う。

2021/01/27

子供達の先生への愛、思いやり、自分たちが先生の為に何ができるのか自分で考え行動する。
死という重いテーマを扱っているのに悲しい気持ちと同じくらい温かい気持ちでいっぱいで涙なしには読めない本。
児童書にしておくのはもったいない。

2016/10/04

国が違うからなの？先生へのプレゼントが斬新で、でも心がこもっていて、自分の子がこんなこと始めたら私はなんて声をかけるんだろう

2020/12/08

長期の病欠から帰ってきた先生。みんなは喜んで迎えたが、それはお別れの始まりだった。
しばらくは、みんなの授業を教室の後ろで見守っていた先生も、そのうち学校にも来られなくなり、カウントダウンを迎える。
そんな中、子どもたちはどう考え、行動するのか?周りの大人たちはそれにどう対応するのか?

向き合うことに躊躇しがちな「死」をどう捉えていくのか、考えさせる一冊。

*******ここからはネタバレ*******

先生や子どもたち、周りの大人の行動に対して、賛否両論あると思うが、考えるきっかけとしては良いものだと思う。
「死」とは、決して避けて通ることができないのに、普段目を背けがちである。
登場人物それぞれの視点からの考え方を描いている点も評価できる。

2014/10/10

大好きなクララ先生の病気は治らない。ショックを受けるこどもたち。
身近な人の「 死 」に戸惑い、こどもらしさでもって向き合っていく。

クララ先生への最後の贈り物は、古代の王様も嫉妬するほど。