本所おけら長屋(三) の商品レビュー
引き続きとても面白い。 どの話も笑いも人情もある。そして、相次ぐ問題をちゃんと根っこから解決。 新しい登場人物も増えるし、長屋の人々の人生もちゃんと進んでいくので、飽きない。 これからも読み進めるのが楽しみ。
Posted by
内容(「BOOK」データベースより) 魚屋の辰次が柄にもなく端唄を習っていると知り、暴走を始める万造と松吉…。島田鉄斎を突如訪ねてきた武家妻女の正体は?晴れて父親になった久蔵が陥った窮地とは?本所亀沢町の「おけら長屋」は、いつも騒動の宝庫だ。大家・徳兵衛の知られざる過去に発し、父...
内容(「BOOK」データベースより) 魚屋の辰次が柄にもなく端唄を習っていると知り、暴走を始める万造と松吉…。島田鉄斎を突如訪ねてきた武家妻女の正体は?晴れて父親になった久蔵が陥った窮地とは?本所亀沢町の「おけら長屋」は、いつも騒動の宝庫だ。大家・徳兵衛の知られざる過去に発し、父娘の複雑な情愛を見事に描いた長講「てておや」はじめ、人情落語テイストに磨きをかけた大好評シリーズ、注目の第三弾。文庫書き下ろし。 令和元年10月15日~17日
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
安定の本所おけら長屋シリーズ 江戸市井人情噺。目新しさも奇抜さもないが、ちょっと笑えてちょっとホロっときて、間違いなく心がホッコりできる安心感。 宇江左真理作品群より、もっともっとマンネリ感にあふれていて、最早小説というより落語の文章化である。でもこれが読みたい年齢…というか生き方になってきたということ。 「てておや」もいいが「ふろしき」がちょっとだけビター利かせていいぞ!
Posted by
大家の徳兵衛さんに娘が出来てびっくり。 ずーっと離れていても、父と子、お互い一目で何かを感じ 親子と認識してからは、離れていた時間を取り戻そうと仲睦まじく過ごす姿が微笑ましい。 新キャラ、薬種問屋の主でお金持ちだけど始末屋の木田屋宗右衛門さんは今後も出てくるのかな? なかなか気...
大家の徳兵衛さんに娘が出来てびっくり。 ずーっと離れていても、父と子、お互い一目で何かを感じ 親子と認識してからは、離れていた時間を取り戻そうと仲睦まじく過ごす姿が微笑ましい。 新キャラ、薬種問屋の主でお金持ちだけど始末屋の木田屋宗右衛門さんは今後も出てくるのかな? なかなか気になるキャラクターです。
Posted by
相変わらず万松の典型的な江戸っ子ぶり、世話をやく女性たちの長屋気質、さらっと読めて面白い。 まだまだ活躍してない長屋メンバーがいるので期待。 あとお梅と亀吉の話をもっと知りたい。 最後の徳兵衛さんとお孝の「てておや」で、大団円になっても良いような話だった。うまく回収できて良かっ...
相変わらず万松の典型的な江戸っ子ぶり、世話をやく女性たちの長屋気質、さらっと読めて面白い。 まだまだ活躍してない長屋メンバーがいるので期待。 あとお梅と亀吉の話をもっと知りたい。 最後の徳兵衛さんとお孝の「てておや」で、大団円になっても良いような話だった。うまく回収できて良かった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
恐れ入谷の鬼子母神 びっくり下谷の広徳寺 (^-^) 畠山健二さんの「本所おけら長屋(三)」、2014.9発行、5話が収録されています。この本が手元にあるときは、未読の本が何冊机上・本棚にあろうとも、この本を差し置いて他の本は絶対に読めないですね(^-^) 「こばなれ」「てておや」、特に絶品でした! 畠山健二さんの「本所おけら長屋」シリーズ、何度読んでも面白いです。今回は第3巻を再読しました。うたかた、こばなれ、あいえん、ふろしき、てておや の5話。今回は八五郎、お里、お糸の一家が大活躍。特に、お里がいい味わいです(^-^) 畠山健二「本所おけら長屋(三)」、2014.9発行、再読。うたかた、こばなれ、あいえん、ふろしき、てておや の5話。「こばなれ」と「てておや」が秀逸。
Posted by
安定の面白さを誇る落語の人情噺のような本所おけら長屋の第三弾。 作中に人情噺を得意とする噺家さんも登場。 けらけら笑いながらほっこりとなる物語。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「おけら長屋」入居希望者、続出!?個性あふれる登場人物、粋なオチが癖になる~左官の八五郎が兄弟弟子の為と端唄を習うことにしたのは女師匠が粋だから。でも突然姿を消した。親方の引退祝いに唄を披露しようとして、鉄斎の知り合いの知り合いに話を付けたが、一人で行くのは恥ずかしく、魚辰を巻き込んだ。辰は知り合いが引き取ったお歌にのぼせ上がっているのだ。辰は筋が良く、万松が余計な気を回して、気持ちを伝えさせるが、破落戸に絡まれている場面は本当に目の前で起こったことだった。お歌は辰から勇気を貰ったという。鉄斎が短期間剣術指南を務めていた黒岩藩の小身武士の妻が息子への剣術指南を申し出てきた。父親にはその気がなく、息子も父親に連れて行かれた寄席で咄家になる夢を抱いている。母親に息子の落語を聞かせるしかない。八五郎の娘お糸が縫い物をしていると男女の似顔絵と男から女への手紙が出て来た。出所を探る内、捻挫したお糸を助け、謎を解いたのは、八五郎の親方の養子・文七だった。お梅に男児が生まれ亀吉と名付けられたが、久蔵は北陸の大藩が求めている跡継ぎ誕生の祝いの品を考案し、競争相手の手の内を知ろうとして、相手の風呂敷に手を掛けて見つかってしまい、自分の愚かさに気付く。大家の徳兵衛に薬種問屋の宗右衛門という友ができた。宗右衛門は跳ね返りの娘が石になると云っているのに手を焼いている。相州藤沢から徳兵衛が父親か確かめたいお孝がやってくる。島田が間に入ると、徳兵衛も認めた。孫娘までいることに喜んだ徳兵衛は木田屋宗右衛門と聖庵先生の手伝いを始めたお満を万松の手引きで徳兵衛の仮病で遭わせる~ようやく気がついたのだけど、再販売しようとしてカバーが二重になっている。上に掛かったカバーの絵が可愛らしいからね。云うてみれば頭の天辺まで隠れる腰巻きだ。下に隠された人のイラストをなかったことにはできないからね。徳兵衛とお孝の件は良かったね。これで、スポットが当たっていない登場人物は畳職人の喜四郎・お奈津の二人だぁ
Posted by
様々な親と子のかかわり、思いがあると思う。 形はどうであれ、親が子を思う心、子が親を思う心はとても深くて温かいものだ。
Posted by
シリーズ3作目。(辰次の恋。落語家になりたい少年。お糸が見つけた似顔絵。久蔵が父になる。徳兵衛の娘。)待ってました、万松コンビ!やっぱり面白い!
Posted by