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あらしのよるに の商品レビュー

4.3

34件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    2

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2023/12/14

初めての出会いは小学生の時見た人形劇だった気がする。 それから絵本で読んで全部読んでなかったのをこの本で思い出した。 こんなに最高なラストが待っていたなんて。 特に「どしゃぶりのひに」からの「ふぶきのあした」はドキドキが最高潮だった。 子どもの頃に感じた展開へのハラハラドキドキ...

初めての出会いは小学生の時見た人形劇だった気がする。 それから絵本で読んで全部読んでなかったのをこの本で思い出した。 こんなに最高なラストが待っていたなんて。 特に「どしゃぶりのひに」からの「ふぶきのあした」はドキドキが最高潮だった。 子どもの頃に感じた展開へのハラハラドキドキとはちょっと違って、2匹の幸せを願う祈りのようなドキドキだった。 いろんな見方ができるから、考察をしながら何回読んでも楽しめそうだけど、今はこの2つの生き物の最高の友情を純粋にただ噛み締めたい。 文の始まりと終わりの風景描写と白黒ならではの迫り来る絵とお互いの関係性の全てが萌え。 ユーモアも哲学も全てがある。 私の中のロミオとジュリエットはこのふたつのいきものでいい。 死んでもいいと思えるものに出会えてないからまだ死ねない。

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2021/02/21

第1巻を読んだら続きが読みたくなります。ただ、第1巻の次を想像して楽しむのも、この物語を堪能する正しいやり方の一つですね。巻ごとにテーマが異なって、絵本ながらも哲学的な難しい選択を迫られます。挿絵と一緒に物語を楽しめる素晴らしい作品でした。

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2021/02/21

小学生の頃に全巻読んで泣いて、 映画を観てまた泣いて、 社会人になって、完全版なるものを見つけて嬉しくなって、一気に読んでまた泣きました。 子供が読むだけじゃ勿体ない、 ぜひ大人にも読んでみてほしい絵本です。

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2020/08/03

小学生の時に好きだった絵本。 全7巻だったのが、1冊に纏まっていたとは知らなかった。 この完全版を本屋さんで見つけて思わず買ってしまった。 大人になった今読んでもドキドキするし、感動する。 絵本にしてはたぶん文字が多目だから、小学校中学年から高学年くらいでも読み応えあると思う。 ...

小学生の時に好きだった絵本。 全7巻だったのが、1冊に纏まっていたとは知らなかった。 この完全版を本屋さんで見つけて思わず買ってしまった。 大人になった今読んでもドキドキするし、感動する。 絵本にしてはたぶん文字が多目だから、小学校中学年から高学年くらいでも読み応えあると思う。 小さい子ども何これを読み聞かせしてもらったら、すごくハラハラドキドキするだろうな。 ガブの食欲という本能と「メイは友達」という理性の葛藤や、群れを取るか友達を取るかという選択など、深い内容になっていたり込められたメッセージがあったりしてすごく面白い。 もともとは第6章で完結の予定だったとは、絵本なのになかなかな終わり方だなぁと思った。

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2023/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

風邪をひいて幼稚園を休んだ日に。おもしろくて、一気にシリーズを読み切りました。 初めて一人で読んだ本です。

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2021/04/19

朗読会にぴったりかと。 これって、オオカミとヤギの話じゃなくて、 そのときの自分の状況よっていろんな見方が出来る。 たとえば『恋と愛』 ぶつかって、がまんして、はきだして。こころのなかにあらしがふきあれて、そりゃあ まいにち まいにちたいへんでやんした。 失恋したり、叶わ...

朗読会にぴったりかと。 これって、オオカミとヤギの話じゃなくて、 そのときの自分の状況よっていろんな見方が出来る。 たとえば『恋と愛』 ぶつかって、がまんして、はきだして。こころのなかにあらしがふきあれて、そりゃあ まいにち まいにちたいへんでやんした。 失恋したり、叶わない思いに出会うと、出会わなければよかったなんて思ってしまうことも。食べてしまいたいほど、愛しいメイは、やっぱり食べちゃダメ。ふたりでもっとお話したいし、満月の夜、寄り添いながら、月を見たいから。朗読すると、世界中にひとりだけ、そっと寄り添える人に会いたいなあと感じさせてくれる。 心のあらしは、ふぶきは、あれくるってる。ひとりでいると、不意に辛くなるし、夢も希望も見失いそうになる。でも、いま、生きてる。支えようとしてくれる仲間がいる。孤独だけど、ひとりじゃないから、やさしく生きようと思わせてくれる。 そらたかくのぼっていくつきを、ただ見つめていたい。

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2019/01/12

まずは、1作目の絵本(カラー)↓を読みました。 大型版 あらしのよるにシリーズ(1) あらしのよるに きむら ゆういち, あべ 弘士 講談社 ( 2000-06-29 ) ISBN: 9784062102933 http://www.amazon.co.jp/exec/obid...

まずは、1作目の絵本(カラー)↓を読みました。 大型版 あらしのよるにシリーズ(1) あらしのよるに きむら ゆういち, あべ 弘士 講談社 ( 2000-06-29 ) ISBN: 9784062102933 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062102935/seaapteacucom-22/ref=nosim その後が、知りたくまとめて読める本書を借りて、読んでいるところ! ストーリーも、絵もすばらしい。 読むにつれてストーリーは、深刻化・・・。 当初からありえない設定だったとはいえ、友情も周りの状況で危うくなりそう。 ガブとメイの本当の強さと優しさが胸を打ちます。これほど信頼し合える友人に巡り会えたしあわせ。 巻末の作者二人の対談では、話は「ふぶきのあした」で終わるはずだったとか。 続く「まんげつのよるに」で、読む人みんなに生きる希望が贈られたと思います。 2015/08/28  予約 9/5 借りて読み始める。 9/6 読み終わる。 内容・著者は 内容 : 978-4-06-278509-9 あらしのよるに出会ったオオカミとヤギは、お互いの正体が分からないまま、再び会う約束をして…。 大人も子どもも感動したオオカミとヤギの物語全7巻分が一冊で読める、「あらしのよるに」完全版。 あらしのよるに、ヤギが小屋の中でからだを休めていると、オオカミが入ってきた。 くらやみのなか、ヤギはあいてをヤギだと、オオカミはあいてをオオカミだとおもいこみ、ふたりはなかよくなった。 あらしがやむと、ふたりはつぎに会う約束をして別れるが…。 「あらしのよるに」のおはなしが一冊(さつ)でよめる本。 あらしのよるに p5-34 あるはれたひに p35-66 くものきれまに p67-98 きりのなかで p99-128 どしゃぶりのひに p129-162 ふぶきのあした p163-204 まんげつのよるに p205-248 著者 : きむら ゆういち 東京都生まれ。絵本・童話作家。 「あらしのよるに」で講談社出版文化賞絵本賞ほか受賞。 他の作品に「きずだらけのリンゴ」「にんげんごっこ」「風切る翼」など。 URLはこちら http://www.kimura-yuuichi.com/ 『きむらゆういち オフィシャルサイト』 :  著者 : あべ弘士  URLはこちら http://www.art-life.ne.jp/creator/artist_top.php?artist_id=C0079 『あべ弘士 アーティスト館』 :  ArtLIFE MUSEUM the NET  

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2017/10/25

[江東区図書館] 最近は歌舞伎にも取り上げられているほどに有名な、「あらしのよるに」シリーズ。でも私も薄い絵本は多々読んだものの、全部は読んでいなかったんだな、ということが今回判明!薄い絵本は、特にシリーズ番号がついていないときには全巻読むのも結構大変。こういうふうにまとまって...

[江東区図書館] 最近は歌舞伎にも取り上げられているほどに有名な、「あらしのよるに」シリーズ。でも私も薄い絵本は多々読んだものの、全部は読んでいなかったんだな、ということが今回判明!薄い絵本は、特にシリーズ番号がついていないときには全巻読むのも結構大変。こういうふうにまとまっていると読みやすく&読みごたえもあっていいな。最後まで読めてとてもすっきり、装丁も綺麗で良かった。「あらしのよるに」を最初は面白がって読んでくれるだろう低学年を過ぎたら、今度は集団の中での自分の保たせ方、他人を思う気持ち、自己犠牲の在り方、ぜひ高学年になってから、でも小学生のうちに読んでもらいたいな。 あらしのよるに あるはれたひに くものきれまに きりのなかで どしゃぶりのひに ふぶきのあした まんげつのよるに

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2017/07/30

息子が夏休みに読んでるので俺も読んでみた。絵本の「あらしのよるに」とその続編6つを収録。なんと難しい話なのだ…とてつもない深い友情を超えた愛の話だし、差別を題材にしてるようにも思えるし…息子がどう読むのかとても楽しみでもある。しかし、「あらしのよるに」だけにしといて続編がなければ...

息子が夏休みに読んでるので俺も読んでみた。絵本の「あらしのよるに」とその続編6つを収録。なんと難しい話なのだ…とてつもない深い友情を超えた愛の話だし、差別を題材にしてるようにも思えるし…息子がどう読むのかとても楽しみでもある。しかし、「あらしのよるに」だけにしといて続編がなければもっと明快だったのになあ。救いが無いような中、ならなにがベストなラストなの?って考えると、洞窟でメイがガブに身を差し出して終わりか、ガブが雪崩に襲われて終わる、の2パターンがありがちなのかな。でもそこを超えた終わり方は寧ろ凄いし、ラストの「ただふたつの生き物の姿だった」は良かった。

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2017/04/23

オオカミとヤギの友情の物語。いわゆる寓話です。 本能と理性の闘い、仲間と一人(匹?)の友のどちらをとるか、どんな状況でも友だちを信じられるか、苦しい時に自分よりも友だちを大切にできるか、友だちの欠点や自分と合わないところも受け入れられるか、そして、見かけや所属ではなく「心」を見...

オオカミとヤギの友情の物語。いわゆる寓話です。 本能と理性の闘い、仲間と一人(匹?)の友のどちらをとるか、どんな状況でも友だちを信じられるか、苦しい時に自分よりも友だちを大切にできるか、友だちの欠点や自分と合わないところも受け入れられるか、そして、見かけや所属ではなく「心」を見ることができるか。 人間に置き換えてみると、大人でも考えさせられることがたくさんある。 第6章「ふぶきのあした」で、いよいよお互いに生きるか死ぬかとなった時、お互いを「いのちをかけてもいいと思える友だち」だと思えた場面は、心にぐっときた。 絵もとても温かく、素敵でした。 レビュー全文 http://preciousdays20xx.blog19.fc2.com/blog-entry-495.html

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