孤独の力 の商品レビュー
五木寛之さんの著書、ブクログ登録は11冊目になります。 高齢の読者を対象にしているように感ずる著者の作品、わりと読んでいますね。 著者、五木寛之さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 五木 寛之(いつき ひろゆき、1932年9月30日 - ...
五木寛之さんの著書、ブクログ登録は11冊目になります。 高齢の読者を対象にしているように感ずる著者の作品、わりと読んでいますね。 著者、五木寛之さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 五木 寛之(いつき ひろゆき、1932年9月30日 - )は、日本の小説家・随筆家。福岡県出身。旧姓は松延(まつのぶ)。早稲田大学露文科中退。 で、今回の作品、『孤独の力』に内容は、次のとおり。(コピペです) 五木寛之の畢生の書き下ろし。 生と死をみつめつづけた,五木寛之の人生論の総決算ともいうべき本。 近年とくに,老人の孤独死や,若者の,孤独を恐れての他人との結びつき願望が,マスコミでも多く取り上げられています。 しかし,「孤独」はまったく忌避されるべきものでしょうか。 どんな人も結局は一人で死に,それまで一人で生きていくことともいえます。 ならば,「孤独」を友として生きることはできないか。 いや,「孤独」こそが,生きる力になるのではないか。 五木寛之が自身の体験をベースにし,親鸞,西行,仏陀,そしてイエス・キリストの生涯から,「孤独に生きることの意味」を考えていきます。 ひとが誰でも直面する大きなテーマについて,五木寛之が考えた結論を,ぜひお読みください。 この本は、34ページまで読んで、終了としました。
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孤独に対する話から、宗教、最後には方丈記の著者、鴨長明の生き方について語られています。 前半の方が興味を惹かれる内容が多い気がする。
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P86 しかし考えてみれば 家を出るのは 家庭が円満なのかどうかとか 関係ないのかもしれない。 そもそも家庭円満と 放浪の欲求は別なのだろう。 旅に病んで死ぬまで 放浪に衝かれた芭蕉は 別に家に不満があった のではないだろう P86 放浪と孤独は 家庭の幸福とは 別次元のものな...
P86 しかし考えてみれば 家を出るのは 家庭が円満なのかどうかとか 関係ないのかもしれない。 そもそも家庭円満と 放浪の欲求は別なのだろう。 旅に病んで死ぬまで 放浪に衝かれた芭蕉は 別に家に不満があった のではないだろう P86 放浪と孤独は 家庭の幸福とは 別次元のものなのだろう ----------------- P107 「悟り」というものは 一人のものなのであって それをやさしく通俗化して 伝えることなんて 本当はできないのだという 孤独感と絶望感 P108 これで自分の思う通り 弟子たちに伝わったとか 世の中の人びとに 自分の考えを理解して もらえただろうとか そういう思いは 最後までなかったように思える。 だからブッダは、 孤独の中に最後まで生きていたと思う
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読み終わった瞬間「で?」っていう感想が思わず漏れる。 結論ありきで筆が進んでいる割には、とってもぼんやりしていて、同じ内容の繰り返しが続く。 期待していただけにがっかり。
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人間は、群れをなす動物である。 都会には人が集中し、過疎地は、ますます住む人が少なくなる。 仕事人間が退職して、まず悩むのは付き合う人がガクンと減少することかもしれない。 孤独とは、できたら避けたいと誰しも思っているのではないか。 著者の五木氏は生まれてすぐ、朝鮮で暮...
人間は、群れをなす動物である。 都会には人が集中し、過疎地は、ますます住む人が少なくなる。 仕事人間が退職して、まず悩むのは付き合う人がガクンと減少することかもしれない。 孤独とは、できたら避けたいと誰しも思っているのではないか。 著者の五木氏は生まれてすぐ、朝鮮で暮し、戦後引き上げる。 転校が続き、比較的孤独を味わっている。 孤独でもいいでhないか、という著者のエッセイを集めたものである。 主にブッダ、親鸞、キリストの話がでてくる。 終章は「方丈記」について五木と堀田善衛の対話でおわっている。 図書館に予約して、半年後に順番が回ってきた。 人生について悩みながら、人生論を読みたいという人が大勢いるということでしょうか
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最近、いっけん非力な概念を「力」と称して、ポジティブに反転させていく解釈のエッセイが多い。「老人力」にあやかったタイトルなのか。だが、読んでも得ることなし。巻末に堀田善衛との対談つき。 この人、よくエッセイ出しているが、小説のほうがおもしろいと思う。仏教用語とか博学なところを出しているが、哲学的な思索に深まっていない。 知らなかったけど、この方、在日だったのか。 カンサンジュンと同じで嫌味ではないのでキライではないが、不当に出版界で厚遇されすぎているきらいはある。 文学者ってくだらないとしか語らないな。 もっと実人生で苦労したらどうだろうか。
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