テミスの求刑 の商品レビュー
「シリウスの反証」に続き、大門作品を読むのは2回目。「シリウスの反証」と同様、プロットと伏線回収だけに着目すれば間違いなく評価:5にするところ。本作は登場人物の魅力や心情描写は可もなく不可もなくだったが、荒唐無稽な展開が目立つ。ただ、この展開がなければプロットも成立しないわけでな...
「シリウスの反証」に続き、大門作品を読むのは2回目。「シリウスの反証」と同様、プロットと伏線回収だけに着目すれば間違いなく評価:5にするところ。本作は登場人物の魅力や心情描写は可もなく不可もなくだったが、荒唐無稽な展開が目立つ。ただ、この展開がなければプロットも成立しないわけでなかなか難しいところ。まああくまでエンタメだと割り切れば及第点よりは上。
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冤罪事件を扱っていた弁護士が殺害され、犯人として逮捕されたのは現職検事。伏線や謎解きが淡々としていた感じ。この事件を担当する検事が「切れ者」という評判なんだけど、どうにも切れ者に感じられず最後まで「切れ者なの?」と思いながら読んだ。
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2月-3。3.0点。 警察官の父親が以前殺された主人公。検察事務官。 仕える検事が、弁護士殺害の疑いがかかり、逃走。 父親の事件の関係者も、事件の関係者に。 真相は。 あっという間に読めた。 少しこねくり回しすぎの感。途中で「えーっと」と 考えてしまう。 もう少し単純でも良いの...
2月-3。3.0点。 警察官の父親が以前殺された主人公。検察事務官。 仕える検事が、弁護士殺害の疑いがかかり、逃走。 父親の事件の関係者も、事件の関係者に。 真相は。 あっという間に読めた。 少しこねくり回しすぎの感。途中で「えーっと」と 考えてしまう。 もう少し単純でも良いのでは。
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本当にテミスの求刑を待っていたのは冒頭の人物だったようです。 犯罪によって、そして冤罪によって人生を狂わせてしまうのは被疑や被害者だけでなく、時には裁く方の人間の人生をも狂わせてしまうことになる。 人が人を裁くとはなんと難しいことなのだろう。 深町シリーズ読みたくなりました。
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優れた検事が殺人の容疑者になり、逃亡籠城逮捕裁判と、めまぐるしく場面は変わる。 主人公以外、キャラも立ってて、話も意外なラストで面白い。主人公がとにかく邪魔。
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大門さん、初読。シリーズモノ、というわけではないけれど、他の作品の登場人物もチラホラと出ているようなので、そちらの作品も読んでみたいと思います。 冤罪、って防ぎようがないのでしょうか。
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検事社会を舞台にしたエンターテイメント推理小説。 キャラクターが弱いのが気になる。ストーリー展開も単調で、文章も切れ切れで滑らかさが無い。法廷を舞台にすると筆が変わって活き活きしてくる。深町代弁の登場で物語が締まって俄然面白くなる。どんでん返しは人気作家に引けを取らないが、小気味...
検事社会を舞台にしたエンターテイメント推理小説。 キャラクターが弱いのが気になる。ストーリー展開も単調で、文章も切れ切れで滑らかさが無い。法廷を舞台にすると筆が変わって活き活きしてくる。深町代弁の登場で物語が締まって俄然面白くなる。どんでん返しは人気作家に引けを取らないが、小気味のよい文章能力を手に入れたら化ける可能性大!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
不起訴後の再犯、自白強要、冤罪、取り調べの可視化、など様々なテーマが出てきた。 父の事件に絡んで新たな事件の発生。 一体どこが落とし所なのだろうと思いながら読み進めて行ったら、なるほどそういうことでしたか、という感じ。 滝川さんの謎キャラクターが面白かった。
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女性検察事務官である主人公が、パートナーである検事が弁護士殺害事件で逮捕されたことから、疑問を持ち事件の調査をする物語です。かなり人間関係のトリックがよく練られていて感心したのですが、なんとなく状況の不自然さが拭えない感じでいまいち感情移入できませんでした。
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