戦線 の商品レビュー

林芙美子(著者)

2015/09/03

放浪記に次ぐ作品ながら林芙美子作品集に入らなかったらしい。戦時中、御用記者さながらに前線取材に行き、帝国主義寄りな意識が垣間見られるからか。戦中当時は当時は朝日新聞に派手な広告も載ったらしい。後半の満州訪問の話は異国情緒あった。貧しい家の低温ペチカ、寒い日に室内で寝れる慎ましやかな喜び。。。中国を敵と呼ばなくてはならなかった時代、その後の国交断絶。。。しみじみ考えました。