火薬のはなし の商品レビュー
化学の基礎を知らなくても読めます。こういう知らないことだらけの本はおもしろい。 爆轟は時速3万km、3千℃、30万気圧くらいあるらしい。 弱い化学結合が切れて強い結合に変わるときのエネルギー放出が爆薬のエネルギー源。有名なニトログリセリンやTNTは威力としてはレベルが低いほうで、...
化学の基礎を知らなくても読めます。こういう知らないことだらけの本はおもしろい。 爆轟は時速3万km、3千℃、30万気圧くらいあるらしい。 弱い化学結合が切れて強い結合に変わるときのエネルギー放出が爆薬のエネルギー源。有名なニトログリセリンやTNTは威力としてはレベルが低いほうで、HMXとかHNIWという高威力の爆薬があるらしい。 最も汎用的なのは硝酸アンモニウム。ベイルートの小麦粉粉塵爆発のやつか。 車のエアバッグや人口ダイヤモンド合成に火薬が使われているとは知らなかった。
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https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000057354
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ブルーバックスらしい本です。 タイトル通り火薬の話。火薬や爆薬をサイエンスから見た、エネルギーが放出される機序などを、理系で化学を専攻したことがある人にちょうどいい感じ。 ミリタリーの話はなし。 花火の話は詳しすぎて、逆に難易度高め。 最後の章が法律の話なので、重要だとは思います...
ブルーバックスらしい本です。 タイトル通り火薬の話。火薬や爆薬をサイエンスから見た、エネルギーが放出される機序などを、理系で化学を専攻したことがある人にちょうどいい感じ。 ミリタリーの話はなし。 花火の話は詳しすぎて、逆に難易度高め。 最後の章が法律の話なので、重要だとは思いますが、前章までとティストが変わってしまって、なんとも尻切れ蜻蛉な読後感でした。
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「爆発する物質」は無数にあるが、火薬にとっての絶対条件は「必要ない時には絶対に爆発しないこと」。火薬のサイエンスをわかりやすく解説。
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