禁忌習俗事典 の商品レビュー
これは辞典なので、読み物という感じではない。 ただ、こんなにも忌み言葉があるんだなということは面白い。日本って変な国なんだなと思う。
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本当に[辞典]だった。ひたすら、用語の解説が続く 。 昔は出産が忌むべきものとして考えられ、出産を控えた女性は忌み小屋や離れに籠り、外との接触を断つ、または遠慮したというのが興味深い。 出産と葬儀、生命の誕生と死という対極のものが共に[忌み]として扱われていたのは何故なんだろう。...
本当に[辞典]だった。ひたすら、用語の解説が続く 。 昔は出産が忌むべきものとして考えられ、出産を控えた女性は忌み小屋や離れに籠り、外との接触を断つ、または遠慮したというのが興味深い。 出産と葬儀、生命の誕生と死という対極のものが共に[忌み]として扱われていたのは何故なんだろう。 そこのところを詳しく知りたくなった。
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日本全国津々浦々の忌むべき習俗を集めた事典。現代となっては、ピンと来ないもの、廃れたものもあるが、昔は、大自然や死と隣り合わせに暮らしていたからこそのタブーが多くあったのだと驚く。
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我々の先人が、なんか知らんけどタブーとしてゐた、語句を集めたもの。 サル ヘビ ウサギに関し、異称が多い点に注目してゐる。 怖い。
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残穢を見たので、穢れについて知りたくなり、図書館で借りた。これほど多くの穢れが日本にあったのに、ほとんど残っていないのは実が伴わないか、それを気にしなくなっただけなのか。
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辞書だから単に頭っから読んだだけでは面白くないかも。 昭和13年に刊行された忌みに関する各地の口伝をまとめたもの。それらの言葉を今記録しておかないと消えてしまうからというのが刊行の目的だったらしい。 それから約75年を経て復刊されたわけだが、柳田の思いは杞憂とはならず、載って...
辞書だから単に頭っから読んだだけでは面白くないかも。 昭和13年に刊行された忌みに関する各地の口伝をまとめたもの。それらの言葉を今記録しておかないと消えてしまうからというのが刊行の目的だったらしい。 それから約75年を経て復刊されたわけだが、柳田の思いは杞憂とはならず、載っている言葉や風習のほとんど全てが消え去ってしまった。 これを読むと、忌みとは何で、どのように存在し、どのように避けられたのか、その生じ方やルールが推測される。また、古来日本人が何を怖れたのかが分かってくる。そういった忌みの根っこにあるものは消えずに形を変えて今も残っているように思う。
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タブーに関する言葉をジャンル別に網羅し、徹底的に解説。全集未収録の超貴重な本を、新字新仮名の読みやすい形で完全復刊。全国のタブーに関する慣習から探る日本人論の白眉。
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