惑う星と恋する魔人 の商品レビュー

山咲黒(著者),北沢きょう

2014/11/05

この巻は物語の序章といった雰囲気なので、伏線が多いです。
前半は状況が分かりにくく、入り込みにくい部分もありですが、作者らしい作り込みの細かさや、金髪優男王子の飄々とした態度とは裏腹の二面三面といった辺りや、何やら因縁のありそうな孤独なヒロインの胸中が気になって、一気に読めた。
でも、この巻はキャラの登場に的を絞っているので、物足りなさはある。彼女が砂漠を出る切っ掛けとなった、ロキとの再会までなので、ラブ薄。
テンポのいい掛け合いや、キャラの個性が出てくるのは続刊に期待。
面白くなりそうな予感はする。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4111.html

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