andymori 2007-2013 ラスト・ファンファーレ の商品レビュー

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2020/01/14

音楽誌MUSICAに過去掲載された、andymoriのインタビューをまとめた本。本誌の編集者である有泉さんとこのバンド、ひいては小山田壮平さんとの関係の上に成り立つ暗くて内省的なやり取りが赤裸々なのだけど、小山田壮平という人間の核に触れられる内容だと思った。当時の音源リリースに沿うだけではなく、ツアーの合間などにもインタビューを行なっていて当時の様子がタイムスリップしたように伝わってくるのがファンとして嬉しかった。

> 怖いっていう気持ちはあるよ。『私は今、あなたの歌を聴くために存在している』って言われることがあるの。そう言われると、なんとも言えん気持ちになるんだよ皆と同じように、誰もいない海を浮き輪をつけてプカプカ漂ってるだけで、これから先、自分が助かるかどうかもわからん状態で.... ただ、とりあえず俺には浮き輪があるんだよ（「ファンファーレと熱狂」発売後のツアーインタビューより）