鉄のあけぼの(上) の商品レビュー
(上下巻合わせてのレビューです。) とある理由から川崎製鉄(現JFEスチール)の創業話に興味をもって、読んでみた本。 小説としては、つまらない(普通)。 だけれども、主人公である創業者の西山の 高い志、未来を見据える力、 リーダーシップ、仕事に対する姿勢(当事者意識)、 抵抗...
(上下巻合わせてのレビューです。) とある理由から川崎製鉄(現JFEスチール)の創業話に興味をもって、読んでみた本。 小説としては、つまらない(普通)。 だけれども、主人公である創業者の西山の 高い志、未来を見据える力、 リーダーシップ、仕事に対する姿勢(当事者意識)、 抵抗勢力に負けない意志、 他社(特に部下や下々のもの)に対する振る舞いからは学ぶべきことが多い。 そういった視点から読むのであれば、読んでみる価値はあると思う。 特に、JFEスチールの社員さんなどは、 (母体が川崎製鉄でなくとも)読んでみて自社のDNA(の半分)を理解するのによいと思う。
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川崎製鉄創設者の西山弥太郎。この本を読むまでその経営者の名前は知らなかった。日本が戦争に入る1920年代から高度成長期の1960年代まで、鉄づくりに捧げた人生。鉄の重要性・先見性を見出し、官営企業が優位な環境の中、独自路線で会社を発展させていく。個人的には世界銀行との融資交渉が印...
川崎製鉄創設者の西山弥太郎。この本を読むまでその経営者の名前は知らなかった。日本が戦争に入る1920年代から高度成長期の1960年代まで、鉄づくりに捧げた人生。鉄の重要性・先見性を見出し、官営企業が優位な環境の中、独自路線で会社を発展させていく。個人的には世界銀行との融資交渉が印象的。今の現役世代がなかなか実感できない、自国の発展や産業イノベーションに賭けた経営者がここに書かれてある。
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敗戦国・日本に、世界最新鋭の製鉄所をうち建て、高度経済成長の扉を開いた“鉄のパイオニア"、川崎製鉄(現JFEスチール)初代社長・西山弥太郎の生涯を描く小説。 慣れない業界といこともあり、なかなか頭にスッと入ってこなかった。 小説というよりも歴史の教科書を読んでる感じでし...
敗戦国・日本に、世界最新鋭の製鉄所をうち建て、高度経済成長の扉を開いた“鉄のパイオニア"、川崎製鉄(現JFEスチール)初代社長・西山弥太郎の生涯を描く小説。 慣れない業界といこともあり、なかなか頭にスッと入ってこなかった。 小説というよりも歴史の教科書を読んでる感じでした。
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日本の鉄の歴史がよくわかる。そして、西山弥太郎の生き方は学ぶべき事が多い。「本気で生きる」ということはこういうこと。
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