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比べてわかる!フロイトとアドラーの心理学 の商品レビュー

3.6

10件のお客様レビュー

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2023/12/31

心理学と一言で言ってもさまざまな派や流れを汲んでいて、それぞれが時代・トレンドにより世間に浸透していたということがわかった。 自分がよく生きる(ラクに生きる)ためにはどういう考え方が合うか、いろいろな考え方を知ることが必要だと思った。

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2020/02/07

分かりやすかった。 心理学に少し興味がある、くらいの人でも大丈夫 臨床心理学の時代背景、心理学者の人生なども含め、学説が理解しやすかった。   医学では扱えない主観世界を臨床心理学は扱うことができる。主観世界に切り込むことはどう生きるか、幸せになるかに関わる大切な事だ。 し...

分かりやすかった。 心理学に少し興味がある、くらいの人でも大丈夫 臨床心理学の時代背景、心理学者の人生なども含め、学説が理解しやすかった。   医学では扱えない主観世界を臨床心理学は扱うことができる。主観世界に切り込むことはどう生きるか、幸せになるかに関わる大切な事だ。 しかし、日本では医学や脳科学に偏り過ぎてきているので危ない。 医学部卒の筆者だから、臨床心理学の大切さを説く内容に意外性を感じた。 目に見えないものをないがしろにする現代の科学にかぶれて、見失っているものが私にもあるのではなかろうか、と内省した。

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2017/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

フロイトとアドラー、それ以外の心理学者の考え方も多数解説してある。 以下、引用。 フロイトは、無意識の発見者。アドラーは、劣等コンプレックスの概念の創始者。 脳はハードウェア、心はソフトウェアと捉えると分かりやすい。脳科学的なところでは、抗うつ薬とかがある。心は、心理学。臨床心理学は、治療が目的。 フロイトは原因論、アドラーは目的論。 フロイトは個人。個人を分割して層として分析。アドラーは社会の中の個人。 フロイト 夢判断。無意識から前意識に浮上したものが夢。 エス、自我、超自我。の三構造。 性欲を発見。子供も女性も持っているということ。 フロイトの主テーマは性欲。 アドラー 劣性コンプレックス全体が影響。フロイトの性欲が原因というのは、一部に過ぎないという理論。 目的論。様々な犯罪や、子供のいじめ、非行について、『原因』を考えがちだが、それぞれに『目的』があるので、それを探ることが大切。しかられ、注目を集めるのが目的。いじめは楽しい娯楽、目的。 感情は行動(目的)の為の手段である。

Posted byブクログ

2016/12/15

和田先生の本は、以前子供が受験をするときに、受験に関するものを何冊かよんで参考にさせていただいたことはあったが、先生のより専門分野に近い内容のものは実は今回は初めてだった。 新書だし手軽に読めると思って手に取ったが、実にコンパクトにまとまっていて、説明も分かりやすく、しかもフロイ...

和田先生の本は、以前子供が受験をするときに、受験に関するものを何冊かよんで参考にさせていただいたことはあったが、先生のより専門分野に近い内容のものは実は今回は初めてだった。 新書だし手軽に読めると思って手に取ったが、実にコンパクトにまとまっていて、説明も分かりやすく、しかもフロイトやアドラーだけでなく、その弟子の研究などにも言及があり、予想以上に知識の整理に役立った。アメリカの精神分析の実情などにも触れていて、そのような内容は他の心理学の本でもなかなか書いてることはないので興味深かった。 前にも書いたことで、和田先生に限ったことではないのだが、やはりその方の専門分野の内容は、実用書的なものや新書であったとしても、とても迫力があって読みごたえがあり、参考になることが多い。実際この本でも、精神医療・心理療法についての言及はうなづけるものが多かった(一方で、法律制度などに関する言及は、どうかなと思ってしまうところもあった)。 これから本を選ぶ時には、私の中では、筆者の専門かどうかという点はどうしても外せない基準だなと改めて思った。和田先生も他にも多数本を書いているが、やはり先生の専門から呼んでいくべきだと思った。

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2016/04/19

心理学:実験心理学(健康な心)と臨床心理学(病んだ心) 脳と心:ハードウェアとソフトウェア 臨床心理学の始まり:フランツ・メスメル(ドイツ)――動物磁気 ジークムント・フロイト(1856-1939/オーストリア) アルフレッド・アドラー(1870-1937/オーストリア) 臨床心...

心理学:実験心理学(健康な心)と臨床心理学(病んだ心) 脳と心:ハードウェアとソフトウェア 臨床心理学の始まり:フランツ・メスメル(ドイツ)――動物磁気 ジークムント・フロイト(1856-1939/オーストリア) アルフレッド・アドラー(1870-1937/オーストリア) 臨床心理学において:原因論/フロイト 目的論/アドラー フロイトの局所論:意識>前意識>無意識 フロイトの構造論:自我ーエスー超自我 アドラーの器官劣等性 「個人はただ社会的な文脈においてだけ個人となる」(61p) アドラーの「ライフスタイル」 アドラーと森田正馬(森田療法)/QOLの追求 フロイトとアドラー、その少し後、そして現代日本における心理学の現状が書かれている。 まったくの初心者なため、私は楽しめた。 ただ、後半に出てくる死刑云々の話は聊か唐突に感じられた。

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2016/02/12

タイトルにはフロイトとアドラーの心理学とありますが、フロイトとアドラーから現在までの心理学の歴史がまとめられた内容です。 心理学の歴史の中で主要な人物のざっくりした説明や、その人物のルーツ、立ち位置がよくわかりました。 「比べてわかる!」とあるとおり、いろいろな心理学者が時系列で...

タイトルにはフロイトとアドラーの心理学とありますが、フロイトとアドラーから現在までの心理学の歴史がまとめられた内容です。 心理学の歴史の中で主要な人物のざっくりした説明や、その人物のルーツ、立ち位置がよくわかりました。 「比べてわかる!」とあるとおり、いろいろな心理学者が時系列で登場することで、それぞれの特徴や関係性がより理解しやすかったと思います。

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2015/08/02

アドラーが流行っているので改めて学んでみるために読んだ入門書。一般向けの本なのででわかりやすい。精神分析の流れの中で説明されており、わかりやすい入門書だが、わかりやすい分だけ、気になる部分もある。アドラーと森田療法の共通点など、考えてもみなかった視点も提供されている。

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2015/03/31

アドラーとフロイトの心理学 局所論モデルは、人の心を「意識、前意識、無意識」と三層に分けて考えている。 フロイトの提唱したのが「構造論モデル」である。 自我(人間的な理性や知能を司る)、エス(性欲や攻撃性のような動物的な本能)、超自我(親から植え付けられた無意識の道徳観や価値観)...

アドラーとフロイトの心理学 局所論モデルは、人の心を「意識、前意識、無意識」と三層に分けて考えている。 フロイトの提唱したのが「構造論モデル」である。 自我(人間的な理性や知能を司る)、エス(性欲や攻撃性のような動物的な本能)、超自我(親から植え付けられた無意識の道徳観や価値観)の三つの意識が相反して葛藤を覚える。 心理学的な治療には、その症状が何故生じているか原因を探すのではなく、どうしたいのか目的を探るべきである。 言い換えれば、「過去」に何があったのかを調べるのではなく、「今」を探る。 今の時代の治療法の主流は、部分より全体、原因ではなく目的、過去より今。 言い換えれば、「変えられるものを変えていく」ということになるであろう。 その心理状態には、何が原因か何が目的かと違ったアプローチがあり、それがフロイトとアドラー違いでした。 私は、自己啓発に心理学を改めて学びたいと再認識させられました。 もっと、心理学系の本たくさん読み、行動心理学を学びたい。心理学のプロの安達先生がどう言うのかが気になる。

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2014/11/05

精神科医の立場から、フロイトとアドラーの心理学の違い、これまでの臨床心理学の流れ、そして日本における精神医学偏重という問題など、コンパクトにまとまった内容。心理学への入口にはちょうどよいのではと思います。

Posted byブクログ

2014/10/11

「原因」「目的」の比較はわかりやすのだが、便乗本の急ごしらえ感は否めず内容は薄い。初心者の自分でもモノ足りなさがある。精神異常者には死刑や重罰が有効だとか、話がオカシナ方向に行ったりもして、医者とは思えない発言もあり、なんだかなあという感じ。

Posted byブクログ