南シナ海海戦 の商品レビュー
1993年に上梓された大石英司氏の作品のリバイバル。25年も前の作品なので南シナ海を取り巻く各国の装備は隔世の感があるが、そのフレームや中国のポジションは見事に現代でも通用する。アメリカの政権が変わった今年(2017)は殊更にアジアからのアメリカのプレゼンスがなくなり、結果として...
1993年に上梓された大石英司氏の作品のリバイバル。25年も前の作品なので南シナ海を取り巻く各国の装備は隔世の感があるが、そのフレームや中国のポジションは見事に現代でも通用する。アメリカの政権が変わった今年(2017)は殊更にアジアからのアメリカのプレゼンスがなくなり、結果としてアジアの軍事リバランスが起こるかもしれない。その点においても本書は看破しており、作者の慧眼には驚かされる。本書は物語としても十分に楽しみな仕上がりになっており、面白い本を読みたいという読者の欲を満たしてくれる。米国と台湾、中国と台湾の関係が微妙にシフトしてきた今、この地域をテーマに一作所望したいところである。
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南シナ海で、軍事衝突が起こる。どの国が味方か敵か不明なまま自衛隊が出動。戦闘シーンは面白かった。登場人物が内容のわりに多すぎて、理解しづらかった。
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