遺譜(下) の商品レビュー
中盤読むペースが遅くなり他の本に移行するが返却日が迫りつつあるので読み始める。 頭が冴えたのかあっという間に引き込まれて嘘のように早く読み終わる。
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内容(「BOOK」データベースより) 第二次世界大戦前、ドイツより日本を訪問し、全国を歓迎と熱狂の渦に巻き込んだヒトラーユーゲント。その盛大な歓迎会の最中に、ある秘密工作は粛々と仕組まれていた―。「インヴェ」という名前に導かれ、丹波篠山である男の家を訪れた浅見は、殺人事件の嫌疑を...
内容(「BOOK」データベースより) 第二次世界大戦前、ドイツより日本を訪問し、全国を歓迎と熱狂の渦に巻き込んだヒトラーユーゲント。その盛大な歓迎会の最中に、ある秘密工作は粛々と仕組まれていた―。「インヴェ」という名前に導かれ、丹波篠山である男の家を訪れた浅見は、殺人事件の嫌疑をかけられることに。ナチスドイツが遺した爪痕は、意外な形で日本へと繋がっていた。気鋭のヴァイオリニスト、アリシア・ライヘンバッハの祖母からのたっての頼みを受け、ドイツへと赴いた浅見光彦が目の当たりにした悲しみの真実とは?緻密に組み立てられた陰謀は、70年の時を経て現代へ甦る!官僚一家の名門・浅見家を脅かす「亡霊」の正体とは?現代ミステリー界の雄が不退転の決意で描きだした名探偵“最後の”事件! 令和4年4月10日~12日
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なるほどあとがきを見てこの設定の意味が分かった。特に浅見光彦ファンでもなく手にとったのだけど、内田康夫氏は本書を最後にシリーズを終わらせようとした訳でした。 ストーリーは面白かった。ドイツヒットラーが残した遺産が日本にあった。その鍵はなんとフルトベングラーの残した音楽にならない楽...
なるほどあとがきを見てこの設定の意味が分かった。特に浅見光彦ファンでもなく手にとったのだけど、内田康夫氏は本書を最後にシリーズを終わらせようとした訳でした。 ストーリーは面白かった。ドイツヒットラーが残した遺産が日本にあった。その鍵はなんとフルトベングラーの残した音楽にならない楽譜。70年以上も昔の。 浅見は33歳の設定ながら本書で1歳年をとり、パーティーまでやって過去のヒロイン達をあえて登場させる徹底ぶり。 ヨーロッパ、西日本、そして登戸と使われなくなった武蔵野線が示す遺産のありか。 そして浅見はとんでもない思い役割を背負うようになる。 幾重にも張り巡らされたシナリオに最後は浅見の将来を思い描く後のひき方と最後にふさわしい。 あとがきに、実は後4ストーリーほど準備されている、と書いてあるがこれはどうなったのでしょう? 調べたら(すみません!)113冊目が本書で、「孤道」を未完で絶筆。2018年3月に逝去されています。 そしてその「孤道」は公募で完結。凄まじい作家人生だったのですね。孤道は読みます。
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ドイツや戦中の日本軍やらが絡んできて、殺人事件よりも大きな事が光彦に関わってきて、え〜?そっち…?な感じに…。結婚相手も決定じゃないのね…。あと数冊は今までと同じような話しが読めるみたいだけど、その先はどうなるのかしら?
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第二次世界大戦前、ドイツより日本を訪問し、全国を歓迎と熱狂の渦に巻き込んだヒトラーユーゲント。その盛大な歓迎会の最中に、ある秘密工作は粛々と仕組まれていた―。「インヴェ」という名前に導かれ、丹波篠山である男の家を訪れた浅見は、殺人事件の嫌疑をかけられることに。ナチスドイツが遺した...
第二次世界大戦前、ドイツより日本を訪問し、全国を歓迎と熱狂の渦に巻き込んだヒトラーユーゲント。その盛大な歓迎会の最中に、ある秘密工作は粛々と仕組まれていた―。「インヴェ」という名前に導かれ、丹波篠山である男の家を訪れた浅見は、殺人事件の嫌疑をかけられることに。ナチスドイツが遺した爪痕は、意外な形で日本へと繋がっていた。気鋭のヴァイオリニスト、アリシア・ライヘンバッハの祖母からのたっての頼みを受け、ドイツへと赴いた浅見光彦が目の当たりにした悲しみの真実とは?緻密に組み立てられた陰謀は、70年の時を経て現代へ甦る!官僚一家の名門・浅見家を脅かす「亡霊」の正体とは?現代ミステリー界の雄が不退転の決意で描きだした名探偵“最後の”事件。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ルポライター浅見光彦の活躍するミステリー。 舞台は海外にも飛ぶのですが、事件自体は浅見の先祖も絡みながらも、普通に解決されます。 どこが最後の事件かというと、浅見本人が探偵をやめる、結婚を考える、というところからきています。 しかし、復活を匂わせたりしてることから、早ければ数年で復活ですかね。 海外のルポまで可能になったのだし。
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ドイツと日本、二つの国で次々に見つかる新事実、「遺譜」に記されていた内容とは? 第二次世界大戦当時から現代へと綿々と続く「盟約」を護り続ける者と、それを狙う者。浅見光彦が迎える史上最大の危機!
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戦中から戦後の出来事、ドイツと日本を股にかけての話でしたが、湖での男の死から浅見家の関わり、軽井沢での話など、いつからの伏線?と思いたくなるような展開でした。うまい具合にお膳立てされているのも面白かったです。 誕生日を機にこれからの浅見光彦の生き方に変化が訪れる、というのもなかな...
戦中から戦後の出来事、ドイツと日本を股にかけての話でしたが、湖での男の死から浅見家の関わり、軽井沢での話など、いつからの伏線?と思いたくなるような展開でした。うまい具合にお膳立てされているのも面白かったです。 誕生日を機にこれからの浅見光彦の生き方に変化が訪れる、というのもなかなか魅力的ではありましたが、読者としては曖昧で終わらせずその後が読みたい、といったところです。 あとがきによればあと四作は出るらしいので、過去の話に戻っておしまいなのか、未来の浅見光彦が少しは見られるのか、楽しみではあります。
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下巻は一気に読み切りました。「最後の事件簿」面白かった。 浅見光彦の越えた分水嶺の向こうにはどんな新たな人生が待っているのでしょうか。
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スケールを大きくした総集編のようなストーリーでした。「最後の事件」とありますが、まだ続きそうな終わり方でよかったです。
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