給食のおにいさん 卒業 の商品レビュー
諸事情あって給食調理場で働くことになった佐々目が、夢に向かって羽ばたいていく。 新しい道に進むのは、勇気が必要で、今が落ち着いている程後ろを向きたくなったりもするけれど、応援してくれる仲間がいる。 少なシリーズだったので、終わっちゃうのが寂びしい。
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名台詞「おまえら、口を開けて待ってろ!」 が、すっかり定着も、卒業です。 みんな一歩前に進みます。 読むたびに、昔残しまくった給食におわびしてます。
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好きなことをしていけるだけが幸せではない。 嫌なことも辛いこともあるけど 伸びていけるのが本当の幸せなんだ。 自分の夢とちゃんと向き合うこと。 夢に必要なレシピをそろえること。 必要なレシピを考えること。
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フレンチレストランで腕を磨いて、自分のお店を持った途端に、火事でそのお店を失う。そしてたどり着いた先は、若竹小学校の給食のお兄さん。 笹目は、プライドも高いし、人見知りだし、まず小学校に学校に向いてないよね。一緒に働くマトリョーシカの3人にも馴染めず、食育に命をかける毛利ともぶつ...
フレンチレストランで腕を磨いて、自分のお店を持った途端に、火事でそのお店を失う。そしてたどり着いた先は、若竹小学校の給食のお兄さん。 笹目は、プライドも高いし、人見知りだし、まず小学校に学校に向いてないよね。一緒に働くマトリョーシカの3人にも馴染めず、食育に命をかける毛利ともぶつかって。でも、子どもたちにいいものを食べさせたい!って思いが周りを取り巻くみんなと同じだから、いろいろあってもちゃんと最後は落ち着くんです。 自宅に帰って作る笹目の料理は美味しそう。丁寧に料理するっていいな、って。その丁寧さは、子どもたちが抱えている問題に対する笹目の行動にも出ます。じっくり向き合えば気持ちは通じるんですね。 最後の炊き出し給食。笹目の挨拶。就職した先で渡される毛利からの手紙。クライマックスでグッときちゃいました。「お前ら、口開けて待ってろ。」 若竹小学校の子どもたちは、こんな給食を毎日食べられて幸せです。
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大人ってこういうことだなあと思うシリーズでした。ささめも、毛利さんも、由比先生も、小牧さんもその他の人も
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※このレビューにはネタバレを含みます
給食の調理場を舞台とした異色シリーズ最終巻。1巻はその新規性に惹かれましたが、次巻は期待を陵駕できるほどではなく、可もなく不可もなくな印象でした。 最終巻の本作は前作でモヤモヤしていた主人公、佐々目が明確に将来の目標を見定めようと動き始めます。最初はなぁなぁにやれたら良いかなー程度だったその将来の目標が、徐々に定められてきます。 そうして目標が見定められたら、残すべき行動が明確になります。すなわち、生徒達との別れ…… いずれ訪れる別れに対し、佐々目は彼なりに、周囲の人たちはその人たちなりに努力し、一生懸命がんばってその日を迎えようとする姿に、ウルッと来ました。生徒一人一人も、調理場の職員も、みんな最高です。 本作は決して楽観的なだけではなく、モンスターペアレントによる給食費未払いといった問題を扱っています。それは本作でも大きなウェイトを占めていて、ややメンタルが落ち込みかけました。しかし、それを補って余りある(個人的に)魅力ある展開がその後にありました。 シリーズ3編、思い返してみれば総合的に超良作だったと思います。知られざる職業紹介もかねて、多くの人に知ってもらいたい作品だと思います。誰かドラマ化プロデュースしねーかな。
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小学校の給食と食育、そして、トラブルを、 給食調理員の視点と仕事から解決していく、 お仕事小説シリーズの、3作目で完結編…? 給食調理員といぅお仕事も目新しぃですが、 主人公が若ぃ男性であるといぅ点も珍しく、 子供たちの、食物アレルギーやストレス、 親たちの、ネグレクトやモンペ...
小学校の給食と食育、そして、トラブルを、 給食調理員の視点と仕事から解決していく、 お仕事小説シリーズの、3作目で完結編…? 給食調理員といぅお仕事も目新しぃですが、 主人公が若ぃ男性であるといぅ点も珍しく、 子供たちの、食物アレルギーやストレス、 親たちの、ネグレクトやモンペといった、 近年の教育現場で見られる問題に対して、 試行錯誤しながら、給食と食育によって、 トラブルシューティングするパターンは、 本シリーズならではの良さなんですが…、 前作(2作目)では、何気に違和感のあった、 主人公のカウンターパートとなる毛利さんが、 脱線、といぅか迷走…? お話も一本調子…。 キモとなる創意工夫の給食メニューも少なめ。 で、何より、 起承転結の「結」が、持ち越しとなったまま、 「完結編(本作品)に続く」的な終わり方は、 ボク的には、一番キライなやり方でしたが…、 本作品では、 その辺りは程よくまとめられて、 それぞれの卒業と旅立ちを軸に、 うまく、完結はしてました…。十分、及第点。 ただ…、 前作のいじめも、本作の給食費未納の問題も、 どちらも、作中で、問題は解決しておらず…、 登場する主要なキャラクターも、 それぞれに差別化された特徴を持ってますが、 作中で、活かしきれてなぃし…、 そもそも、 たった2年で、主人公が再び転職といぅのは、 お仕事小説としては、どぅよ?って思ったり。 1作目が、荒削りだけどとてもよかったので、 急遽、短期間で続編を書かせてしまった故の、 編集者の欲張り失敗事例になっちゃったかも? 1作目の、よぃテイストを活かすなら、 しっかりと小学校給食の問題を取材し、 年に1冊の発行、1年間のお話として、 丁寧に続編を書いていけば、 息の長ぃシリーズになったと思ぅんだけど…。 なんだか、勿体なぃです…。 個人的には、お好みのジャンルなので、 こんなことなら、続編を期待したまま、 1作目だけで終ってた方が、よかったかな~。 (辛口で、ごめんなさぃ…)
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小学校の給食調理場が舞台だから、もっとほのぼのしたものを想像していた、給食のおにいさんシリーズ。 2年間の給食のおにいさん生活で、ささめが変わっていくのが分かります(本質は変わってない) 給食のおにいさんから卒業したささめが、シェフメニューのシェフとして戻って来る話があればいい...
小学校の給食調理場が舞台だから、もっとほのぼのしたものを想像していた、給食のおにいさんシリーズ。 2年間の給食のおにいさん生活で、ささめが変わっていくのが分かります(本質は変わってない) 給食のおにいさんから卒業したささめが、シェフメニューのシェフとして戻って来る話があればいいなと。
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※このレビューにはネタバレを含みます
本当に卒業なんですね~、寂しいなあ。 料理に関する小説の多い中、給食という珍しい(?)分野で、学校や子どもたちを取り巻く問題も取り上げられて、良いシリーズでした。 食べ物が人間を作るのだから(中も外も)、まさに作られていく途中の子供たちにとって、食事は本当に大切な問題。 シリーズ3作目、この本は、やや大人たちが中心でしたが、その辺、書ききってほしいと思っていたので、読者としても、ささめの『卒業』を祝いたい気持ちです。 給食費未払いの件は、どうなったのでしょうね? 安易にハッピーエンドにならなかった所が、却ってリアルかもしれない。
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